ホントに性転換を考えてる方へ

■ホントに性転換を考えてる方へ

 このサイトは基本的に創作サイトであり、性転換絡みのエピソード
 に関する投稿も、基本的には半分本当・半分妄想というのが大半で
 あると考えて頂きたいと思います。
 
 しかし、ここに時々性転換に関する情報を求めて来られる方もある
 ようです。この短い文章はそういう方のためのものです。

■多くの人に相談してみましょう

 性転換を考えている人の多くはお母さんと相談しています。一般に
 父親に比べて母親は、息子が女になりたいという悩みを持っている
 時により親身になって相談に乗ってくれる傾向があります。
 
 親が話にならない場合、日本には多くのそういう悩みを持っている
 方のためのサイトがあります。リンクコーナーから探してみて下さい。

■国内の性転換手術について

 国内では現在性転換手術は公式には下記の病院で行われています。
 
 関西医科大学 岡山大学 福岡大学 ナグモクリニック東京
 
 ただ多くの病院でかなりの順番待ちになっており、また手術してもらう
 ために乗り越えなければならない手順・手続きもかなり大変です。
 
 なお、去勢手術をやっている病院がこれ以外にいくつかあり、
 そちらは今のところ比較的早くやってもらえるようです。
 
 しかし本格的な性転換手術となると実際には多くの人が
 タイに出かけて手術を受けています。言葉の不安がある人の
 ために、そのコーディネイトをしている所もいくつかあります。

■ホルモンの投与について

 女性ホルモンを投与してくれる病院(主として婦人科)は多いようで
 す。希望する人は電話帳で片っ端から聞いてみるとよいでしょう。

 ホルモンに関する詳細は後日また書きます。

■外国での手術について

 性転換手術というとモロッコを連想なさる方もあるかと思いますが、
 モロッコのブロー博士は既に亡くなっています。
 
 そのあとシンガポールが話題になりましたが、同所の医師は大量に
 手術する(日に数人)ため、たいへん荒っぽい手術をすることが
 知れ渡り、最近は避ける人が多いようです。

 カナダやアメリカの病院で手術をしてくれるところは数件あるよう
 です。ホームページを開設している所もあります。質問メールなど
 を送ってみるのもよいでしょう。
 
 最近はタイで手術なさる方が多いようです。タイには手術をしてくれ
 る病院が百軒以上あるそうです。技術的にもしっかりしたところから
 ひどいところまであると思います。十分内容を確認してください。
 
 基本的には日本国内にいくつかある性転換手術のコーディネイター
 を頼るのが良いです。多少割高にはなりますが、言葉の不安の問題、
 各種手続きの問題などで、とても助かるはずです。
 
 なお、リンクコーナーにある病院は単にホームページを立ち上げてい
 るところを見つけてリストアップしただけであり、内容に関しては
 責任は持てません。自分で納得いかない病院は避けた方がいいです。

■治療の効果について

 女性ホルモンを投与すると、次のような効果があります。

 (1) 男性機能は消失する・・・やめても永久に元には戻らない
 (2) 胸が大きくなる人もある・・・ほとんど変わらない人もある

 俗説でいうような、声のトーンが変わったり、肌がすべすべになる
 ような効果はありません。ヒゲも消失しません。ヒゲを消したい人
 は別途、永久脱毛をする必要があります。胸はそんなに大きくなら
 ない人が多い(これは女性ホルモンのレセプターがないため)ので、
 大半のニューハーフは豊胸手術を別途受けています。

 副作用:内臓に負荷がかかりますので、特にお酒・煙草は絶対に
     控えましょう。死にます。

 睾丸を除去すると次のような効果があります。
 (1) 精子・男性ホルモンの生産が停止する(子供が作れなくなる)
 (2) 18歳くらいまでに取れば、体が男っぽくなるのを防げます。
 (3) 10歳くらいまでに取れば、声変わりを防げます。
 (4) ショーツを履きやすくなる
 
 睾丸を取るとホルモンバランスが崩れて体調も崩す人もいます。
 なお陰茎は勃ちにくくなる人や勃たなくなってしまう人もいます。

 性転換手術を受けると、次のような効果があります。
 (1) 男性とのセックスがしやすくなる。
 (2) 女性的な陰部を自分で見た時、心がやすらぐ

 性転換手術で作った人工の膣は縮みやすいので(人体から見たら
 単なる傷なので、修復しようとする働きが出る。ピアスと同じ。)
 ディレーターと呼ばれるシリコンの棒を定期的に入れて拡張する
 必要があります。この作業は一生続けなければなりません。

■職業と性転換

 現在の日本では性転換を済ませた後で、生活していくための職業を
 見つけるのはひじょうに大変です。できれば、手術を受ける以前の
 段階で、女性社員として受けいれてくれる会社を見つけ、ある程度
 の仕事上の実績を作っておきましょう。これも大変なことですが
 手術後に探して見つからない場合、手術後に必要なケアのための
 費用が捻出できず、せっかく造ってもらった女性器がだめになった
 りするケースも考えられます。
 
 探せば見つかるとか、努力すればかなうとかは、とても言えない
 ひじょうに厳しい状況ではありますが、10年くらい前に比べれば
 少しは理解してくれる人たちは増えています。頑張ってください。

■実際の性転換手術について

 基本的には、睾丸を除去し、陰茎海綿体を除去し、陰嚢と陰茎皮膚
 を利用して女性の外陰部を作ります。

 ※従って、自分で陰茎を切断してしまった人は材料がなくて困ります。

 通常は陰茎の皮膚を利用して膣を作りますが、足りない場合は大腿部
 の皮膚をまるめて使う方法もあります。医師によっては腸の一部を
 切り取って利用する人もいます。しかし腸を使う方法は腹部に手術跡
 を残してしまいますし、おりものがひどく、常時ナプキンを付けて
 おかなければなりません。

 サイズが足りなくならないようにするには、自分でたくさん自慰をし
 て陰茎のサイズを維持することです。特に睾丸を早めにとってしまっ
 た人は萎縮してしまう可能性がありますので、この作業は絶対に必要
 です。一般に去勢してしまった場合、3年以内に正規の性転換手術を
 受けなければ、萎縮が進みすぎると言われます。