★戦え!グリーンベレーくん
「戦え!グリーンベレーくん」 2巻まで 著者:中島徹 小学館:てんとう虫コミックススペシャル
●小学生グリーンベレーが小学校で大暴れするギャグマンガ
「コテツ」という小学5年生の少年が主人公。彼は少し前まで女の子からもバカにされるほどの
貧弱な少年だった。コテツは夏休みを利用してグリーンベレーに入隊し、たくましく?なって帰ってきた。
グリーンベレー仕込みの銃や手榴弾を使って小学校で大暴れ。少なくとも貧弱ではなくなったが・・・
彼は何か勘違いをしている??ところに、このマンガのおもしろさがあると思います。
他にはちょっとおとぼけな軍用犬の「アンドレ」、同級生の怪力女「マツリ」、酒とお金とギャンブルが大好きな、
コテツの担任教師「ゴンダ先生」などが登場する。
●バトルギャグと下ネタギャグが半々くらいある
このマンガの作者である中島徹氏の描くマンガのジャンルと言ったら、ぼくだったら麻雀マンガとか
ギャンブルマンガとかがぱっと思い浮かぶ。だが今回の「戦え!グリーンベレーくん」は麻雀マンガでも
ギャンブルマンガでもない児童向けのバトルギャグマンガ。ぼくの知ってる限りでは中島徹氏が児童誌に
マンガを描いたのはこれが初めてではないかと思う。中島徹氏の描く児童マンガってどんなのだろう?
と思って単行本を購入し、読んでみた。
感想は、半分はバトルギャグ、半分は下ネタギャグという感じだった。
バトルギャグの方は、やはりグリーンベレーということなので軍用ヘリやらバズーカーやら地雷やら手榴弾やらが
わんさか出てきて学校を破壊したり、人に向けてバズーカーを放ったりすることで笑いをとっている。
一方、下ネタギャグの方はとにかく“チンコねた”が多いので女の子からは避けられそうではある。
(逆に男の子には好かれそう。ぼく自身は好きなんですけどね)
●おもしろい作品であると思う
でも、この作品はホビーマンガではないのでいつでも誰でも楽しめるマンガにはなってます。
ぼく自信も結構笑わせていただきました。下ネタの方もチンコねたはくどくなかったし、
下ネタ以外でもちゃんと笑いをとっているし、小学生の男の子だったら向いてるんじゃないかと。
●最後に
同作者の別作品、「玄人のひとりごと」や「少年雀鬼 東」とはひと味違ったマンガだと思うので
興味のある方は読んでみて下さい。(でも2作品の片鱗はうかがえます。ハイ)
※単行本の1巻の157ページと158ページは完全に入れ替わっています。初版本で確認。
2版以降はどうなってるのだろう?
2001.8.5更新