項目名 | 名探偵も楽じゃない |
読み | めいたんていもらくじゃない |
分類 | ミステリ小説 |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | その名前が左文字京太郎というのがまた楽しい。「左文字」というのは、まさしくこの作者西村京太郎自身の探偵役に同じ苗字の探偵がいるのだし、京太郎というのはまさしくこの西村京太郎本人である(笑) 。つまり二重の意味でパロディになっているわけだ。 最初の「怖くない」、2作目の「多すぎる」に比べても、この「楽じゃない」はいかにも探偵小説といった楽しさと遊び心に満ちている。 1つ気にかかる点を挙げるなら、四人の名探偵が、左文字に期待して見守るためといって静観している間に何人もの犠牲者が出てしまっているというところ(^^;。それはまずいんじゃないか、それは。。。(^^;。 また、前回の「多すぎる」でも少しはあったことなのだけれど、この「楽じゃない」になると、一体本の中の名探偵と実在の名探偵とがどう区別されているのかがかなりごっちゃになっている。。。もっとも、それもまたパロディ的な部分といえるのかもしれない(^^)。(おっぺ) |