語る「万華鏡」

(「やるぞ見ていろカンニング」に書き足す)

やるぞ見ていろカンニング(やるぞみていろかんにんぐ)

項目名やるぞ見ていろカンニング
読みやるぞみていろかんにんぐ
分類青春ドラマ

作者
  • まだ書き込みはありません。
  • 公的データ
  • 飛び出せ!青春」第4話。
  • 感想文等
  • 続編たる「われら青春!」と比べて印象深いのが、ゲスト生徒。でもクラスメイトなのに、その回の間しか教室にいない(笑)。
     本エピソードのゲストは水谷豊で、得意技のうち「斜に構えた」キャラクターでゲスト出演。エリート一家の中で独りだけ凡凡とした末っ子、クラスでも優等・劣等どちらにも属さず、なんとなく鬱々と感じながら過ごしている。
     そんな彼が自分の「できる」ところをアピールするために選んだ方法が「カンニング」だった。なかなかユニークな手段を考案していて、ドラマとは別にそっちも面白かった(笑)。
     そして、ここで彼に絡んでくるのが中尾洋一。優等生。
     余談だが、子供時分「ムーの白鯨」というアニメがあって、その主役を演じた声優が「飛び出せ!青春」の生徒だったと何かで聞きかじって、ふうんと思っていた。「ムーの白鯨」は観たことがないに等しく(主題歌は心地良い歌だったので熟知するに至った(笑))、あまり関心を引かれなかったのだ。
     今ごろ知ったのだが、中尾だったらしい(^^;)。なんだ、中尾、おまえだったのか、という感じである。
     この中尾は優等生で、劣等生連中を明らかに軽侮している。その中尾が、水谷豊演じる林のカンニング(を咎めないビギン)に腹を立て、劣等生たる山本たちを唆してカンニング作戦を決行するのだ。このあたりが中尾の端倪すべからざるところで、普通は優等生といえば勉強はできるが覇気には乏しく、魅力には欠けて描かれるものだが、中尾はむしろ、やる気のない劣等生たちより余程青春を謳歌して見えるのだ。思い立ったらとんでもない真似をトコトンやり通す。
     水谷豊演じる林に決して負けていないインパクトが中尾にはあったのだ。
     このあとも中尾は、様々なエピソードで主役或いは主要キャラクターを担うことになる。中尾洋一こそ、「優等生」キャラの特異点だったに違いない(笑)。(おっぺ)
  • 作者
  • 作家・監督等
  • 公的データ
    感想文等
    お名前
    削除用パスワード Cookieにパスと名前を覚えさせる。
    *公的データと感想文等は、タグ一部OKです。

    この項目の一部を削除する
    閉じる / 注意事項 / 新規項目の登録 / リロード / 管理モード