語る「万華鏡」

(「贅肉」に書き足す)

贅肉(ぜいにく)

項目名贅肉
読みぜいにく
分類サスペンス小説

作者
  • 小池真理子(おっぺ)
  • 公的データ
  • 朝から晩まで食べ続ける姉。当然、体重はみるみるうちに増えていった。かつての美貌は見る影もなく、私はその食欲に憎悪すら感じる…。表題作他4編収録。心の襞が震える、小池真理子が見つけた人間模様。(おっぺ)
  • 感想文等
  • こんな部分がある。

     「どうして僕は、もっとかっこよくふるまえないんだろう。人の前に出ると、いつも卑屈になってしまう。愛想笑いを続けるか、その必要もないのに謝るか、二つに一つ。」

     。。。そうなんだよね。。。と思った。。。(おっぺ)
  • 同じく「贅肉」で、バイトに来た女性にセクハラ行為を働いて訴えられた男が、こんなことを思っている。

     「とんでもない女にひっかかった、ということはわかっている。自分に人を見る目がなかった、ということもわかっている。」

     そして、「被害者丸出しのあの女」と思っている。。。

     この主人公の男に呆れている余裕なんかは。。。ないはずで。。。

     問題は。。。恐ろしいことに、
     「どこかで男を平然とつけ、つけたことさえわからずに、呑気に自分の幸福を数え上げているタイプの女なのかもしれない」などというくだりを読むに至って、自分もついつい自分の「被害者」に対して同じような逆恨みを感じてしまっているというのが判ること。。。
     「私は加害者です」と言うことで、同時に「私は加害者ですと言わなければならないよう強いられている被害者です」と言ってしまっているということを。。。

     このことを忘れないようにしないといけない。私はすぐに忘れてしまうから。。。(おっぺ)
  • 作者
  • 作家・監督等
  • 公的データ
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