項目名 | 黒いつむじ風!!勝負だ!一直線 |
読み | くろいつむじかぜしょうぶだいっちょくせん |
分類 | 特撮 |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | 剣道仮面は、剣士の名にふさわしい武道家で(最初の頃に出てきた武者仮面とは大違いだ)、卑怯なマネを嫌い、しかもかなり強い。ミドレンジャーから始まり、モモレンジャー、キレンジャー、アオレンジャーと次々に独りずつ倒していく。戦闘員など連れてこない。だから、ふだんは五人がかりで1人の怪人をボコっているゴレンジャーも、やむを得ず正々堂々1人で闘い、そして敗れていく。 途中、キレンジャーと闘う場面、ふだんはおちゃらけキャラにしか見えないようなキレンジャーが実は大物で、ミド、モモと倒してきた剣道仮面相手に余裕を見せる演出がなんだかとてもワクワクさせる。(しかし、やはり剣道仮面には敗れてしまう) 最後にアカレンジャーと戦い、アカには危うくやられかけるところ、悪仲間の援護に助けられてしまって激怒する剣道仮面。「余計なことをするなあっ!」 そして、こいつはもっと卑怯にしないとならないなと上司に判断されて、手術で脳を狂わされてしまう。 狂いまくり、町を破壊しまくる剣道仮面。 「貴様はこんなひどいことをする仮面だったのか!」 剣士としての剣道仮面に対して、或る意味尊敬の念すら覚えていたアカレンジャーは怒る。 「ギャハハハハハハハッ!」 剣道仮面は狂っている。 怒りのゴレンジャーの総攻撃に、ついに剣道仮面は倒れる。そして、最後の瞬間、正気に返る。 「わしは一体どうしていたのだ? おお、アカレンジャー、、、わしは、わしはお前と正々堂々と闘い、そして敗れたのだな? そうだな?」 「剣道仮面、、、そのとおりだ! お前は正々堂々と闘って負けたのだ!」 「そうか、、、それならいい、、、」 そして死んでいく剣道仮面。 この辺り、なかなか悲壮感が漂っている。全体的によくできたエピソードで、ゴレンジャーの中でも佳作ではないかと思われる。 でも剣道仮面の造形はやっぱりすごくギャグなんだよね(笑)。(おっぺ) |