語る「万華鏡」

(「クリスマスに少女は還る」に書き足す)

クリスマスに少女は還る(くりすますにしょうじょはかえる)

項目名クリスマスに少女は還る
読みくりすますにしょうじょはかえる
分類ミステリ小説

作者
  • キャロル・オコンネル(おっぺ)
  • 公的データ
  • クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。十五年前に双子の妹が殺されたときと同じだ。そんなとき、痕のある女が彼の前に現れた―「わたしはあなたの過去を知っている」。一方、監禁された少女たちは力を合わせ脱出のチャンスをうかがっていた…。巧緻を極めたプロット。衝撃と感動の結末。新鋭が放つ超絶の問題作。(おっぺ)
  • 感想文等
  • 「ミステリ」とあるけれど、「サスペンス」とかの仲間だよなーとか思いながら読んでいた。
    ゴタマゼで「ミステリ」と言われるけれど、綾辻行人もミステリ、北村薫もミステリ、加納朋子もミステリ、本清張も赤川次郎もミステリで、それはいいのだけれど、どう考えてもレッテルだけミステリで内容はサスペンスやアクションや、場合によってはほとんどポ×ノ、というものも山ほどある。
    『事件』があって、探偵や警察やその他の人(や犬やネコやその他)が捜査的な活動をすればミステリだというわけではないのだ。
    何も「謎と論理のエンタテイメント」だけがミステリだとは言わないけれど、やっぱり何らかの「謎」か、さもなければ「論理」か、そうでもなければ「仕掛け」か、何かが「ミステリ」には欲しいなあ。。そうでないと、『太陽にほえろ!』どころか『西部警察』でさえ「ミステリ」になっちゃうんだから。。。

    さて、なかなか読みごたえがあったので、分厚い600ページもの作品を読みきることになったのだけど、犯人は特に「意外な犯人」というわけでもなかったし、(途中、ミスディレクションがあったので、単純にひっかかってギョッとしたけれど、それはほんとにただのレッドへリングだった)ドキドキする「謎」も、波紋疾走する「論理」も感じられず、いささか中だるみもあったので、前のパラグラフのようなことを感じたりもしつつ。。。

    事件が解決し、まあ、読みごたえはあったけど、再読する必要や感興まではないなあ。。。と思いつつ、エピローグ。。。

    そうか。
    この長い話は、こういう話だったのか。。。

    「解説」にも、「まさかこういう話であったとは。」と書いてあったけれど、本当に、その言葉そのものが感想になるしかない。。。

    これは決して「叙述トリック」ではない。わたしは叙述トリックを偏愛しがちなのだけど、それでも、あえて、『これはただの叙述トリックではない』という言い方をしてしまおう。。。

    原題の「囮の子」は二重三重の意味を備えていたと判るのだけど、それでもなおかつ野暮ったいようなこの邦題は読み終わってみると、この奇跡を確かに言い表している。読み終わったら、必ず「解説」も読み返さないと。。。この「解説」はとてもよく書かれている。わたしがこんな感想を書く必要などないくらいに。

    そして、読み終わってみると、なんだ、この物語はちゃんとミステリだったんじゃないか。。。と思う。。。

    この謎は、この奇跡は、誰か名探偵が解き明かせるような物ではないのだけれど。。。(おっぺ)
  • ちょっと長すぎたとは思う(笑)
  • これもかなり衝撃でした。
    ・未読の方は訳者あとがきは先に読まれないほうがいいかも。
  • 作者
  • 作家・監督等
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