項目名 | 十三番目の人格〜ISOLA〜 |
読み | じゅうさんばんめのぺるそないそら |
分類 | ホラー小説 |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | でも、「テレパシー」と「エンパシー」の区別があんまり無かったような。。。 途中、「イソラ」の正体がアレだということになっちゃったとき、ちょっと興味を削がれちゃった。というのは、人の心の物語だと思っていたのが、怨霊ものになっちゃったように感じたから。 でも、それが、ラスト、ああいうかたちになったので、また人の心の問題に戻ってきた感じで。 やっぱり、怨霊とかのお化けそのものより、人の心ってのがこわい。 瞭子や陶子、「善のファクター」だったのがもはや「殺人鬼」としてああいう会話をしているというのが。。。 それが何より一番「こわい」部分でしたね。(おっぺ) 個人的には、この小説の中で、「漢字の意味」というのがポイントだし、だからこそラストもすごかったと思うのだけど、それはダイイングメッセージとか暗号とか暗合とかそういったものが好きなミステリ読みだけの成り立ちだっていうことなのかなあ。。。 高木彬光「成吉思汗の秘密」のラストなんて、私は最大級に面白かったんだけど。(おっぺ) |