項目名 | アンドロイドのめざめ |
読み | あんどろいどのめざめ |
分類 | SFドラマ |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | データが造り出した新しいアンドロイドの少女、ラル――「彼女」はデータを「パパ」と呼び、データもまた「彼女」のことを自分の娘だと呼ぶ。かつて「人間の条件」で、データを「物」扱いする上層部と激突したピカードも、今回のデータの行動と、その造り出したラルへの対応に思い悩む。 そして、以前同様、ラルを「アンドロイドという『物』」として所有し、支配しようとする上層部とピカードの確執、次第にデータを越えた能力、それどころか「感情」を持ち始めるラル、そして。。。 アンドロイドやロボットといった人造のキャラクターが、人間たちと同じような「感情」を、「愛情」や「憎悪」を持つようになるという物語を、我々は昔から幾つも幾つも飽きることなく読み、鑑賞し、そして何度も何度も再び作りつづけてきた。たぶんこれからも。。。 それはなぜなのかといえば――やはり、「心」というもの、「魂」というものが一体「何」なのか、わかっていないし、そしてわかりたいと思っているからなのだろう。 人間でない、「アンドロイド」「ロボット」が心を持つとすれば、それは一体どこから生まれてきたものなのか。そして、それは「何」なのか。。。 たぶん、人間たちはそれをどうしても知りたいのだ――。 けれど、けれども。そんな理屈よりも。やはりラルの最後の言葉に胸をうたれてしまう。心を、「何」なのかわからない「心」を、打たれてしまうのだ。。。(おっぺ) |