語る「万華鏡」

(「人間のクズやお払い」に書き足す)

人間のクズやお払い(にんげんのくずやおはらい)

項目名人間のクズやお払い
読みにんげんのくずやおはらい
分類必殺シリーズ

作者
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  • 公的データ
  • 必殺仕置人第4話。(おっぺ)
  • 己の張りを広げるために次から次へと仲間を殺し、死体には三途の川の渡し賃を置く冷酷非情なヤクザ─聖天の五郎
     遂には自衛を講ずる立ち上がった親分衆に殴り込みを掛け一同を皆殺しにした上、惨殺を目撃した子供までを斬り捨てた。
     だが五郎は子供を失った母親から、愛を分かち合う男までも奪い取ってしまった。
     その上、牢内の小六にまで冥土への渡し賃を送りつけてきた。この不敵な挑戦に、小六が立ち上がったとき
     ―可哀相にナァ…おめぇとうとう頭に来たな。だから悪い病気は早く治さなくちゃ…
      おい?おぉぃ、正気かオメェたちゃぁ、えぇ!?仕置きの相手はな、そんじょそこらの相手じゃねぇぞ。
      天神の小六だって散々考えたぐらいの大物なんだ。まして頼み手のねぇ仕置きなんか…
     ―頼み手はいるよ…
     果たして─ろくでなしの仕置人は奴らにどの様な仕置を掛けようとするのか
     ここに仕置人対ヤクザの壮絶な闘いが始まった!
  • 感想文等
  • このタイトルは一時期言葉狩りに遭って封印され、「ならず者成敗します」に変えられていたらしい。仕置人のサブタイトルは、頭文字を採るとイロハニホヘト……と並んでいるので、この改竄は配慮がない、という憤り方をしている文献があったと思う。そういう問題ではない気はする(^^;)
     それはともかく、この話は天神の小六が出てきて、スケールの点では仕置人たちの上を行って見えるのが少し面白くない(笑)。せっかく黒沢年男を悪役に、林隆三を対抗者に配して、仕置人たちを絡ませ、「わらの犬」か何かみたいなハードボイルドでバイオレンスなギャングドラマさながらに出来ているエピソードなのだが、当然のように(ドラマ上、確かに必然なのだが)小六と配下共が群れを為して出てくる。小六の存在自体にあまり意義を感じられない私なんかだと、どうしても、「邪魔だなあ」となってしまう(^^;)
     しかし、あらためてこの話を観てみると、小六は全く仕置人たちの仲間などではない。単に、「いささか関わりがある」程度だ。
     それが、なんだか主要な仲間ででもあるかのように、各種ポスター、ジャケット、映像資料などでは配置されているのは、なんでだったんだろう??
     仕置ドラマとしては、大元の悪党たる黒沢年男を、子分たちに始末させる展開が、またえぐい。いやあ、何だかんだ言って、この頃のは人情家に見えるなあ(笑)。(おっぺ)
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