語る「万華鏡」

(「五瓣の椿」に書き足す)

五瓣の椿(ごべんのつばき)

項目名五瓣の椿
読みごべんのつばき
分類時代小説

作者
  • 山本周五郎
  • 公的データ
  • 「この世には御定法で罰することの出来ない罪がある」最愛の父が死んだ夜、自分のが父の実子ではなく不義の子なのを知ったおしのは、淫蕩な母とその相手の男たちを、自らの手で裁く決心をする。おしのは、母を殺し、母の男たちの胸につぎつぎと銀のかんざしを打ちこみ、その枕もとに赤い山椿の花びらを残してゆく……。ミステリー仕立で、法と人間の掟の問題を鋭くついた異色の長編。
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