項目名 | 福神ながし |
読み | ふくじんながし |
分類 | 時代劇映画 |
作者 | |
公的データ | 江戸一番の豪商となった福乃屋主人・富蔵の周りに、 もののけが出没するという噂が広まる。恐い物無しの富蔵は一笑に伏すが、 実は騒動の仕掛け人は又市たちで、 依頼人はかつて町の権力者であったが福乃屋の隆盛とともに衰退し続ける叶屋(岸部一徳)であった。叶屋は富蔵が盗んだ"箱"を取り返して欲しいと言う。持つ者は富み、 失う者は没落するという謎の"箱"の正体は…。 人気作家・京極夏彦のミステリーの世界を映像化した「怪」シリーズ第四弾・最終話。主役の3人を、 長身と端麗なマスクで俳優として活躍するだけでなく監督・CGクリエイターとしての顔も持つ田辺誠一、 「高校教師」で女優デビューして以来独特の存在感でバラエティもこなす遠山景織子、 そして映画にドラマに引っ張りだこの個性派俳優・佐野史郎が演じ、 世に巣食う謎と悪を追いつめる新感覚時代劇ミステリー。フィナーレにふさわしくバラエティに富んだゲストが次々と登場し、 こちらも見逃せない。(おっぺ) |
感想文等 | 水木しげるは出て来るわ、宮部みゆきは出て来るわ、京極夏彦の別作品の主人公と似たキャラは出て来てこちらの主人公たちと対峙するわ、しかもそれを演じるのは「必殺シリーズ」で数本主役を務めている近藤正臣だわ(「新必殺からくり人」「必殺剣劇人」)、見ていると流れは4部作の中で一番「必殺」だわ、果ては「新必殺仕事人」以来の「田中様」は出て来て「中村さんはどこへ行ったの!?」と叫ぶわ、やりたい放題。 これまでの3作がいずれも「怪」の名にふさわしくホラーっぽい画面も多かったのが、今回についてはホラーよりやはり「必殺」ベースのためか、グロな場面は少なかった。おかげでか、一番楽しめる作となった。 火野正平は相変わらずいいなあ(笑)。(おっぺ) |