語る「万華鏡」

(超絶技!名曲ロボットのバイオリン攻撃)

超絶技!名曲ロボットのバイオリン攻撃(ちょうぜつぎめいきょくろぼっとのばいおりんこうげき)

項目名超絶技!名曲ロボットのバイオリン攻撃
読みちょうぜつぎめいきょくろぼっとのばいおりんこうげき
分類特撮

作者
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  • 公的データ
  • 超人機メタルダー」第10話。
  • この音楽・・・。何故か懐かしい・・・。戦意が薄れるメタルダー。思い出のバイオリンに隠された秘密とは何か?強化不可能!?
  • 感想文等
  • 物語自体にはさほど感銘も受けなかったのに、ひどく印象に残ったエピソードがある。それがこのラプソディのエピソードだ。
     ラプソディはバイオリンの名手と産まれた音楽ロボットだ。しかし、皇帝ゴッドネロスの思惑があり、戦闘ロボットに改造されてメタルダーに挑む。メタルダーの基となった人間がやはりバイオリンを愛しており、ラプソディの奏でる名曲に反応する。その隙を突いてメタルダーを破壊せよというのだ。
     音楽を通して、ラプソディとメタルダーは仲間意識のようなものを通わせる。しかし、皇帝の命には逆らえず、戦闘ロボットとなったラプソディはメタルダーを襲い、2体のロボットの哀しい戦いとなる。怒りや悲哀を感じながら、メタルダーはラプソディを倒した――。
     よくあるタイプのストーリーだ。だから、さほど感銘も受けなかった……のだ。
     破壊されたラプソディは、メタルダーの去ったあと、ネロス基地に回収される。資源は無駄にしないネロス帝国である。そして、そのシーンからは、ただナレーションだけが短く流れたのだ。
    「ラプソディは、元の音楽ロボットに改造し直されてネロス帝国に戻った。」
     ひっそりと壁際に持たれ込んでいるラプソディの姿。通り過ぎる戦闘ロボットに小突かれ、倒されたりしている。
     一転して、バイオリンを弾いている人間体のメタルダーが映る。ラプソディを偲んで奏でているのか……?
     ナレーションが言った――。
    「ラプソディが生きていることを、メタルダーは知らない……」。
     ここで、それ以上のなにもなく、そのまま物語は終わる。
     だから何だ?、と思われるかもしれない。ただ、実際に映像を観ていた時、この最後のナレーションと幕切れに、胸が疼いたものなのだ。
     終わりよければ、と言われることではある。途中での感動も不満も、幕切れがどう描かれるかで大逆転ともなる。
     「メタルダー」という番組自体は、やがて路線変更を迫られ、迎えた結末も、評価が二分されていくのだが……(おっぺ)
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