語る「万華鏡」
(犬はどこだ)
犬はどこだ
(
いぬはどこだ
)
項目名
犬はどこだ
読み
いぬはどこだ
分類
ミステリ小説
作者
米澤穂信
公的データ
何か自営業を始めようと決めたとき、最初に思い浮かべたのはお好み焼き屋だった。しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。そこで調査事務所を開いた。この事務所“紺屋S&R”が想定している業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。それなのに、開業した途端舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして―いったいこの事件の全体像は?犬捜し専門(希望)、二十五歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。『
さよなら妖精
』で賞賛を浴びた著者が新境地に挑んだ青春私立探偵小説。
感想文等
中盤以降、やけに主人公の思い通りにピースがはまり込んでいくなあ、ちと安易な感じかな、などと感じはしていた。しかし、なるほどね。シンプルな逆転だが、ハードボイルド・スタイルにはふさわしいかな。
そして、ダークな締めくくり。構成面からの必要で出てきたものかもしれないけれど、この主人公2人のキャラクターはこれきりではまだ足りない。次にハンペー主軸でひとつは作っておいて欲しい。
(おっぺ)
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