項目名 | 冬のオペラ |
読み | ふゆのおぺら |
分類 | ミステリ小説 |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | これもミステリ仕立てだけれど。。。 こんな辛いミステリはもしかしたら初めてかもしれなかった。。。 そして、辛い分、自分が生きるためには。。。役立つのかも。。。しれないとも、、、、 思った――。(おっぺ) 「シリーズだから」という理由で続かなければいけない理由はない。。。 縮小再生産ならば。。。 まだまだ会っていたい主人公たちだけれども、、、(おっぺ) 」。。。 。。。胸が痛くなってしまう。。。みんな、そうつぶやきながら生きているのだろうか。。。 そして、「名探偵」巫弓彦は、ワトソン役の、「犯人は鬼になったと思うのか」という問いに対して遠くの石を見ながら言う。 「思います」 「先生!」 「人を殺したからではない。かくありたかった、こんな筈ではなかったという思いに執着し、そこで足摺りをし、悶えたからです。そういう意味では、 人は多くの場合、鬼になるのではありませんか」 。。。鬼にもなるかもしれないし。。。臆病なくせに卑劣なネズミにも。。。なった。。。 僕は知っている。(おっぺ) そこであきらめて平穏に生きる人もいるし、あきらめずそして雄々しく生きる人もいる。 そして、あきらめずというより、みじめに愚痴と共にすがりついてしまったなら。。。 自分で自分の夢を侮辱しているのだ。 夢を侮辱されて殺人を犯した犯人より、自分で自分の夢を侮辱することのほうが愚かしいことではないのか。(おっぺ) |