項目名 | 五つの箱の死 |
読み | いつつのはこのし |
分類 | ミステリ小説 |
作者 | |
公的データ | 小雨の降り始めた道を歩いてきた博士は、ふと、ある十八世紀風の赤煉瓦の家の前に、街灯の光を浴びて一人の若い女が立っているのに気がついた。短い茶のファー・コートを着て、襟を首巻のように立てていた女は、いきなりサンダース博士を呼び止め、雲をつかむような話を始めた。そして、この不思議な女に請われるまま、ある家の内部に入った博士が目にしたものとは……煌々たる灯りの下で四人の人間がテーブルに向かっていたが、そのうち三人は毒か薬のために意識不明、残る一人は細長い刀で背中を刺されてすでに事切れていた! 不可能犯罪の巨匠カーター・ディクスンが、ヘンリー・メリヴェール卿を主人公に贈る本格物の力作。 |
感想文等 |