項目名 | 特警ウインスペクター |
読み | とっけいういんすぺくたー |
分類 | 特撮 |
作者 | |
公的データ | 2笑うラジコン弾! 3友情に乾杯! 4命を運ぶドロボウ 5襲う!巨大怪鳥 6子供に戻った両親 7幸せ祈る聖少女 8脱線!親子救急隊 9爆弾じかけの犬 10大人をやっつけろ 11良太の初恋急行便 12僕の友達ロボット 13竜馬が死んだ!? 14死神モスの逆襲!! 15竜馬!正木を射て 16大好きウォルター 17怖い宇宙の贈り物 18超能力!孝行少女 19愛と勇気の父子橋 20熱いKOパンチ! 21涙に散った銃弾! 22殺人犯は二度死ぬ 23父のマンガはがき 24私のピーコちゃん 25雨に泣くロボット 26薄幸少女の旅立ち 27星を呼ぶ百歳美女 28飛べ!優子号 29昆虫採集の妖怪!? 30ママ・・・ママ助けて 31哀しみの最強ロボ 32警視庁を占拠せよ 33目覚めた浦島太郎 34逆転ばあちゃん 35母と子のSOS! 36バイクルのパパ 37アマゾネス来襲 38選ばれた男 39悲しい老怪盗 40瀬戸大橋の怪人Ⅰ 41瀬戸大橋の怪人Ⅱ 42裏切りの捜査官 43爆弾になった少年 44一日だけの晴舞台 45爆破0秒前の愛 46一日一悪の少年 47億ションの甘い罠 48特警を壊滅せよ! 49翔べ希望の空へ Jane.(sweeta-fl) Jane.(sweeta-fl) |
感想文等 | その前の「メタルダー」が路線変更後あまり面白く感じられなくなったのもあり、続く「ジライヤ」も暫く観ていたものの、いつか全く見なくなった。その後の「ジバン」は試しに最初の1話を見たきりくらいだったと思う。 次がこの「ウインスペクター」だったわけだが、たぶん先に雑誌か何かで「宮内洋が出る」というのを齧っていたはず。宮内洋に「快傑ズバット」以来嵌まってしまった身なので(笑)、かなり期待していたと思う。 そして、観た第1話は……「赤ちゃん暴走!」というタイトルで(^^;)。宮内洋がレギュラー出演しているのでなければ、おそらく見続けようとしなかっただろう。 宮内洋見たさひとつで、ほとんど毎週ちゃあんと観ていたと思う。 宮内洋の存在以外は、とりたてて魅きつけられる部分はなかったはずだ。メタルスーツを身に着けてというのは、「ギャバン」以来の根本的な設定だし、赤・青・黄の3色ヒーローなのだが、主人公以外の2人は個性的ではあるが人間ではなくロボットで、今一つ感情移入できなかった。 印象的なのは、任務が終わったあと、主人公がマスク部分を外し、汗まみれの素顔を見せる――というところか。「ライダー」でも「戦隊」でも、この「メタル・シリーズ」でも、そこまでにも『スーツ』着用なのだということを明確にし、主人公がマスクの下で汗に塗れているのだと表現したものはなかった。この「ウインスペクター」に続く『レスキューポリス』物の「ソルブレイン」「エクシードラフト」でも同様に主人公は任務終了後マスクをとったが、やはり最も汗に塗れ、あっ大変なんだなと実感させたのは、この山下優演じたウインスペクター隊長の香川竜馬、〈ファイヤー〉だった。 「メタル・シリーズ」中でも、『レスキューポリス物』として三部作の草分けとなった「特警ウインスペクター」は、『人の命を救う』をテーマに、特定の敵組織もなく、毎回を『変身する30分刑事物』のように一年間描かれきった。毎回のストーリーが急激にそれまでのシリーズと変わったとは思わないが、『レスキューポリス』という設定と、それを路線変更することなく全うできたのは特筆ものなのかもしれない。 そして、最終回では、第1話で逮捕された犯人が出獄し、恨みの全ての矛先をウインスペクターに向ける。 人の命を救うをテーマに進んできたウインスペクターだが、かつて捕縛した犯人に復讐されたことから、宮内洋・正木俊介本部長は、人の命のみならず〈人の心を救う〉ことはできないかと考え始める。そして、ICPOに招聘されたウインスペクターのあとを継ぐ新しい組織として、『ソルブレイン』を作り出す。単なる〈レスキューポリス物〉の続編をというのでなく、テーマ的な深化として、これは驚くべきことではなかったか。 だが、『人の心を救う』というテーマが安易に達成されるはずもなく、結果、『ソルブレイン』はとんでもない図を描き出し始めるのだが……。(おっぺ) Jane.(sweeta-fl) Jane.(sweeta-fl) |