語る「万華鏡」
(愛の旋律)
愛の旋律
(
あいのせんりつ
)
項目名
愛の旋律
読み
あいのせんりつ
分類
文芸小説
作者
アガサ・クリスティ
(おっぺ)
公的データ
感受性が強いヴァーノンと男まさりの活発さが長所のジョーはいとこ同志で子供の頃から仲がよかった。ヴァーノンの家の隣に引っ越して来たユダヤ人家族の息子セバスチャンと幼な友達のネルを含めた四人は大人達の世界を垣間見ながら様々な体験をする。いつしか音楽に目覚めたヴァーノンはネルへの愛情を持ちながらも歌手ジェーンにあこがれていく。第一次世界大戦を挟んだ時代を四人はそれぞれの道を歩いて行く。
(おっぺ)
感想文等
このタイトルもハークレイン・
ロマンス
としか思えない。。。。(^^;
とはいえ、「愛」を男女間の
ロマンス
的なもののみと感じてしまうのがいけないのだろうけれど。。。
これの解説では、ネルのことを打算的な云々と書いてあるけれど、私には、むしろとても普通の、そしていじらしい女性に読めてしまった。。。
この本の感想は、いろいろな人に聞いてみたい気もする。。。
(おっぺ)
「あなたの前に立ちふさがっているものは、あなたの後ろにいるもののように恐ろしくないのよ。このことをよく覚えていらっしゃい。後ろのものは目に見えないから恐ろしいの。まわれ右をして物事に立ち向うほうが、逃げようかどうしようかとぐずぐずためらっているよりずっといいわ。」
ただただひっそりと身を沈めている私にとっても、それはその通りなのかもしれない。。。
(おっぺ)
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