語る「万華鏡」

(こわれもの)

こわれもの(こわれもの)

項目名こわれもの
読みこわれもの
分類ミステリ小説

作者
  • 浦賀和宏(おっぺ)
  • 公的データ
  • 売れっ子マンガ家陣内の婚約者・里美が交通事故で死に、ショックで彼が自作のヒロインを殺してしまうと、ファンから抗議が殺到。その中に里美の死を予知した手紙があった。日付けは事故の数日前。陣内が手紙の主を訪ねると…。(おっぺ)
  • 感想文等
  • なるほど、傑作とは言わないまでも。
     浦賀作品としては珍しく前向きに終わった(笑)。そして、これはこういう「箱形」ミステリだったのね。
     消印のトリックは西村京太郎のアレかと思ったけれど、泡坂妻夫のアレと、「アンブレイカブル」のアレだったのね。そういう細かい複合技で。
     でもこの物語は、そういう部分以外で、やはりむしろ叙情SFとして読むのが、自分としてはいちばん快いのかもしれない。
     タイトルが最後でこういうふうに出てくるタイプの作品には、やはり弱い(笑)。(おっぺ)
  • この項目に書き込む / この項目の一部を削除する
    閉じる / 注意事項 / 新規項目の登録 / リロード / 管理モード