感想文等 | 必殺仕事人Vのプロローグとしてスペシャル版で製作されたもの。せっかくの、花屋の政・組紐屋の竜という新メンバーとの出会いストーリーなのに、脚本が悪いのか監督が悪いのか、これまたせっかくの西郷輝彦、火野正平、樹木希林というキャストを使い捨てる形にしてしまった勿体無い作品。まあ、必殺もこの頃はバラエティ路線まっしぐらだったからなあ。。。 ウエスタン部分を除けば、見られないものでもないかもしれない。。。千歩譲って。(おっぺ)
いったいどんな経緯でこういう作品が企画され、実際に作られるのか。珍品としか言いようがない。そもそもアメリカ西部にタイムスリップしちゃうって設定だけでも変なのに、構成もすげー変。中盤までのごく普通の作りはいったいなんなのか。で、タイムスリップ後は一転、話運びがいきなり粗雑になってしまう。別にタイムスリップしてもいいけどさ(よくないけど(笑))、その設定内できちんと話を作ってくれれば評価するのに、アメリカパートはすっかり投げやりで駄目駄目なのがどうしようもない。これはまあ、必殺にはこんなものもありますよという記念のような作品でしょうか。そういえば、この一週間前までやっていたのは『仕切人』なんだよな(笑)。(貫井徳郎氏の日記より)
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