語る「万華鏡」

(暗黒のスタートライン)

暗黒のスタートライン(あんこくのすたーとらいん)

項目名暗黒のスタートライン
読みあんこくのすたーとらいん
分類ミステリ小説

作者
  • 赤川次郎(おっぺ)
  • 公的データ
  • 杉原爽香,二十三歳の秋。大学を卒業して古美術店に勤めている爽香に,元BFの明男から突然の電話。在学中から付き合っていた中丸教授夫人・真理子が,ホテルで密会中に殺されたという。無実だと言う明男を信じてかくまう爽香だったが,隠れ家から明男が姿を消した直後,第二の殺人が!(おっぺ)
  • 感想文等
  • 赤川次郎の文章というのは、どうしても軽い。その軽さは、文章・文体での「語り」をわざと避けているのかと思うほどで。。。
     それが即ち、よく言われる「読みやすさ」や「ユーモア」につながっているのだろうけれど、反面、軽侮の対象にもなりやすいのだろうとは思う。「コクがない」と言えばそれはその通りではないかと思ってしまう。
     が、その「おかげ」というものもあるのであって。。。
     この小説でこれにふさわしい文章・文体で読まされたら、それはかなわんよ、と実は思う。重すぎるのだ。ヘビーだ。
     それにしても。。。最初の、「若草色のポシェット」でも十二分にヘビーすぎたと思うのだが。。。
     よくもここまで来たものだ。。。
     どうして、こんなふうになってしまったのだろう。。。あの、中学生の、あの、頃から。
     振り返ると、茫然とした気分にすら、ならずにはいられない。
     そしてそれは。。。(おっぺ)
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