項目名 | 12人の優しい日本人 |
読み | じゅうににんのやさしい |
分類 | ミステリ映画 |
作者 | |
公的データ | 脚本: 三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ 出演: 塩見三省 相島一之 上田耕一 二瓶鮫一 「『櫻の園』の中原俊監督が、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズのヒット舞台劇を映画化したコメディ。陪審員制度を題材にした名作『十二人の怒れる男』をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。」(おっぺ) |
感想文等 | ほんとに、すっかり2時間弱ほぼ全部がひと部屋のみで、登場人物もほぼ陪審員の十二人のみ。その十二人の「議論」で2時間弱、退屈どころか、パソコンしながらというナガラ族でいられず、きちんと見てしまった。……うまいなあ。 単にドラマとしても面白いんだけど、証拠の解釈の仕方、ダブルミーニング、さすがは古畑任三郎、というところ。 特に言葉トリックに弱い私は、「死んじゃえ!」が思い切り裏返ったとき、「あっ!」ですよ(^_^;)。伏線ときっちり結びついての反転だから、みごとなもの。 すっかり感服したものだから、「元ネタ」の外国映画のほうも見てみたくなった(笑)。((おっぺ) それを知らないままだと、絶対観なかったと思いますが、観てみる気になりました。(tato) おわり。(名無し) 舞台役者さんって、独特な雰囲気とか台詞まわしとか間があって、とても懐かしく観てしまった。(2年程、かじっていたから) 互いの台詞の掛け合い、間の持たせ方は絶妙で、心地よいテンポが、ほぼ一部屋だけで進む退屈さを、うまく消してくれていたと思う。 所々で思わず「ぷぷっ」とくる笑いもいい。こういう笑いは大好き。 『死んじゃえ!』=『ジンジャー○ール』…うけた! やはり三谷幸喜の脚本は、よくできてます。 「元ネタ」に恥じない映画でした。(tato) |