項目名 | シャレード |
読み | しゃれーど |
分類 | サスペンス映画 |
作者 | |
公的データ | 出演: ケーリー・グラント オードリー・ヘプバーン ウォルター・マッソー ジョージ・ケネディ ネッド・グラス スキー場からパリの自宅へ戻ってきたレジーナ(ヘプバーン)を待っていたのは、離婚予定だった夫の死。葬儀の会場には見知らぬ三人の男が現れ、大使館では情報局長(マッソー)から、戦時中に夫が軍資金25万ドルを横領していた事を聞かされる。五里霧中のレジーナはスキー場で知り合ったピーター(グラント)に助けを求めるが、彼もまた三人組の仲間だった……。数々のミュージカルを手掛けてきたS・ドーネンが、その洒落たセンスを活かして作り上げたミステリー・コメディの傑作。H・マンシーニのメロディが怪しくも美しい。 (おっぺ) |
感想文等 | [ミステリにも映画にも大して関心のない友人に、「何か面白いミステリ映画ある?」と聞かれたら、筆者はちゅうちょなく『シャレード』を薦めることにしている。なぜか。それは、本作が完全無欠、史上最強のミステリ映画だからだ。] とまで書かれていたので観てみた作品。 うーむ、どうもこの項目の「筆者」吉田淳氏と私の感性は違っているようだ。これは本格どころかミステリというより、あくまでサスペンス映画だろう。 [謎の連続殺人には思いもかけない意外な結末が用意されている。冒頭近くに張られた、犯人につながる映画史上屈指の伏線も見逃せない] とある。それがそのまま当てはまるなら確かに本格だしミステリだろうが、この文章の前半はともかく後半は果たしてどうだったろうかと考え込んでしまう(^_^;)。 『越境する本格ミステリ』、非常に楽しい1冊ではあるのだが、レビュアーによっては割り引いて考えないといけない場合もありそうだ。感性ばかりはいかんともしがたい(笑)。(おっぺ) |