感想文等 | 感じるところはいろいろあるけれど、とにかく、最初に「ルナ」が少女ではなくて「何」なのかマリアが気づいたところがこわかった。 マリアとゼウスは、何となく、新井素子さんと旦那さんがそのまま投影されているみたいで(わざわざあとがきで触れてあるくらいだから、実際はそんなことないのだろうけど)、「新婚物語」の続きみたいでそう思うとまたこわい。
「人生には何の意味もない」として。。。 死ぬときに、「何の意味もないかもしれないれど、楽しかった。。。」と思って死んでいけたらいい。。。と 「やりたいことをやった」。。。と そう思って、死んでいくとしたら。。 でも、そのやりたいことが、「悪いこと」で。。。 「悪人」として平気で生きて行けたら楽しかったり楽だったりするんだろうか。。。 なんていうことを考え始めてしまったりもして。。。
でも、とにかく、思いだし始めたら、自分はすでに、殺したいほどにと憎まれてしまっていたりするわけで。。。 それなら、やはり、偉そうに、かっこつけて、前向きに生きるなんてことをするのは、とても悪いことだと思えてならない。。。 これはもちろん、自分だからそう思うことで、もし誰か他の人がこんなことを言うのなら、そんなことはないよと慰めるのだろうけれど。。。 でも、自分には言えないし。。。 だから、レイディ・アカリのようにも生きられないのだ。。。 決して、そんなふうな生き方をしてはならないのだと。。。
たぶん、自分で自分に許せる生き方というのが何か。。。 また考えないといけない。。。 けれど、どこまでも、自分を正当化していたい気分がつきまとってきてしまう。。。 だからといって、開き直って「悪い人間」になってしまうのは、それもやはり。。。 考えだすと、そしてまたぐるぐる回りだしてしまうのだけれど。。。 「偉そう」になってしまうのを制することを忘れがち。。。 こんなことを書いているのも、そうなのだけれど。。。 たぶん、欲しがっているのは、傷を舐め合う相手なのだろうけれど。。。お互い、傷つけず、と約束しあえる相手というものを。。。 それはとても臆病なことなのだと知っていても。(おっぺ)
あの結末は謎です。 ・夢から出た話。 ・もう読めないかなと思ったけど、ウン、まだ、すごい、新井素子はすごいと、やっぱり、思った。
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