感想文等 | この作品は、初期はドラマ部分、それ以降はいきなりのエンターテイメント性で、ちょっと残念ではあるのだった。 初期は、父親の死、恋人の裏切り、改造人間であることの悲しみなど、いかにも「仮面ライダー」シリーズの新作という感じで、ドラマ性が中心に進んでいた。悪の組織や、その怪人との戦いがメインになりながら、主人公・神敬介の青年としての悩みや苦しみがしっかり描かれていたので、今見ても見応えがあった。 それが、裏切り・逃亡していた恋人との愛の決着がついたあとは、最早そういう側面は全く切り捨てられ、ファースト・ライダーの頃に戻って、毎回毎回ひたすら怪人とのアクションに絞っての展開となった。この辺になると、大人になってからではあまり見ていて面白いものでもない。 こういう、「路線変更」はテレビでもマンガでもよくあることだが、さびしいといえばやはりさびしいものである。(おっぺ)
この第1話、第2話あたりはかなりアダルトな造りで、渋い。。。 1話では、主人公・神敬介が父親(田崎潤である)との反目し合いながらも信頼し合う中、恋人に裏切られ、父親とともに殺されかけるという展開、さらには瀕死の父の手で仮面ライダーに改造され、父親は精神のみを機械装置にコピーして死んでいく。。。 かと思えば2話めに於いては、「仮面ライダーなんだからヒーローで子供の味方だ」などいうパターンが通用せず、子供から化け物(ロボット)呼ばわりされ、「違う! 違う! 俺はロボットじゃない!」と恐怖の表情で叫んでしまう主人公。 そして、機械上の父に「俺はまだ人間なんだろう?」と泣き言を言ったがために、みすみす父に、自分に頼らせないための自殺を決行させてしまう。。。 初期話数の何本かでは、敵の怪人もただの化け物ではなく、人間体で存在しているため、ドラマ的にも緊迫感が出てくることがあった。仮面ライダーのシリーズの中でも、本郷ライダーの最初期、ライダーマン登場からのV3,そしてこのXライダー最初期は、ドラマ的にかなり盛り上がる出来になっていると思う。(おっぺ)
Sorry, but what is kimerikas?
Jane.(sweeta-es)
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