感想文等 | この「アギト」は、「何が起こったか?」を突き止めていく一種の『What done it?』だ。 なぜ、主人公は「アギト」になってしまったのか。「ギルス」とは? 世界に何が起きつつあるのか? そういった「謎」を収斂させながら、更に突きつけていく。 同時に、ヒロインの父親の殺害事件について、いったいその「犯人」は何者なのか、容疑者をちりばめながら展開させ、そういうミステリ風味も興趣をそそらせる。 つまりは、「あとを引く」のだ。 そして、キャラクターたちのドラマや、それからそもそもキャラクター自身も面白く、見ていて飽きない、楽しい。 主人公の能天気ぽく、天真爛漫なところは、これまでのライダーには全くなかったものだ。前作「クウガ」の五代雄介に近いといえば近いが、五代ほど前向きですらない(笑)。だから、時々ストーリーの要請でのように悩んだり、すねたりするのが、妙にはまらなかった。 一方、サブ主人公である葦原や氷川は、キャラクターが揺らぐこともなく、非常に魅力的な存在であり続けた。これは、サブであるが故に、逆にキャラクター設定上ステロタイプといえばステロタイプだったからだろう。けれど、葦原と氷川の、それぞれ異なった形での情熱のありようは、見ているこちらに思い切りストレートにぶつかってくる気持ちよさがあった。 次いで、さらにサブに回っているはずでありながら、キャラクターとして外せない面白さを持っていたのが、北條と小沢。 こうしたキャラクターたちのあまりといえばあまりの面白さ(爆)と、謎解きストーリーとしてのあり方が相乗効果となって、この「アギト」という物語を1年間一気に見せ続ける力となった。 弱点は多い。特に、この物語が「仮面ライダー」と名乗り、「怪人との対決」を無理矢理挿入せざるを得なかった点。前作「クウガ」、次作「龍騎」と比べても、「怪人との対決」の必然性がなさすぎる「アギト」においては、いきなり物語のラストで、ほとんど意味もなく怪人が現れ、おかげでドラマが中断して主人公たちがライダーに変身、という毎回の流れを産んだ。そして、ここで何しろエンディングテーマが流れるのだから、要は本当にエンディングの代わりという感じだ。 通して観たとき、どうしても「要らないよ〜」となってしまう。 これは、次作「龍騎」でも引きずられた弱点であるのだが、「アギト」が悪しき前例となったと、そうも言えば言えるのかもしれない。 が、そういうことをさておき、「仮面ライダー」とか特撮ものに興味のない人でも、この「アギト」物語は、試しに一度観てみることは、お勧めしてみたい。(おっぺ)
クウガを越えて羽ばたいたライダー。 ・クウガは今思うとスタンダードなライダーストーリーですらあった。
キャラクターたちのドラマが暑い。
葦原涼、良かったよ
「アギト」は、アギトの話でもあり、ギルスの話でもあるけれど、けれどやっぱり氷川の話だったのだと、映画を見ても、そう、思う。(おっぺ)
第18話「新しいボス」を見ると。。。 なんていやなドラマなんだ、この特撮(^^;) 北条くんの存在は香辛料みたいなものだったけれど、司くんの存在は目をそむけてしまうぞ。ただし、回想シーンその他から見ると、なかなか一筋縄ではいかない。。。 「人間は同じではない」はキーかもしれない。(おっぺ)
これの面白さはやはり大河ドラマ的な面白さで、その点、前作の「仮面ライダークウガ」を上回っている。 クウガの二番煎じで終わるんじゃないかと始まる前には思っていたけれど、中だるみしていたクウガよりも面白い。もちろん、クウガという作品あってこそのアギトで、クウガがそれなりの成功をしたからこそ成立できたアギトなのだろう。 どちらかといえば一直線だったクウガ。うねるうねるのアギト。 面白い。。。(おっぺ)
或る仮面ライダーが別の仮面ライダーとして登場するという、まるで同人誌の妄想爆発そのものの展開というのは、これは驚くしかないぞ(笑)。 。。。面白い(笑)。(おっぺ)
アギトの28話 必死にアンノウンと戦う涼の姿と
怖かったけど、辛そうだったから
に本気でボロボロ泣いた。 とにかくアギトの涼関連は痛すぎて泣ける。 最終回のラスト、一人きりなって傍にいるのは子犬だけ というのも、ちょっとジーンときた。
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