感想文等 | 最終回は、なにしろこれまでのシリーズの最終回が凄まじい物ばかりだったので、どうしても見劣りしてしまう・・・左門が武士のままだったなら、おそらく「主水と瓜二つの男」、権藤なる人物がでてきたのではないのかな? しかし、鹿蔵が消え、左門がそのアイデンティティーを失ったことにより、必然的に「必殺仕事人」という物語に「最終回」を迎えることが甚だ困難になっていたのだろう。だから或いは、人気が出てズルズル続いたということ以外に、「終わらせるためのポイントがなくなっていた」ために物語自体が終息して終わるすべを失っての長丁場だったのかもしれない・・・
鹿蔵、半吉、武士としての左門、秀、中村主水。 この新メンバーの布陣でスタートした「必殺仕事人」が、最終回時点では、秀と主水しか存在しなくなっていた。これでは、シーズンを通してのテーマの締め括りとして最終回を作ることは無理だっただろう・・・
それでも、のちの本当に「シーズン化」してしまった仕事人シリーズの各最終話に比べれば、いろいろ充実はしているのだが。(おっぺ)
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