| 感想文等 | 時間パラドックス物は、真面目に作られていないと見ていて憤慨してしまうし、真面目に作ろうとすると先達が山程あって大変だ。 さて、この映画はどうだろうと見始めると、野球部とばかり思っていたのがSF研で、それまで「なんて下手なんだ」とか「9人いないじゃないか」とか言っていたのが胸落ちする仕掛けになっていた。 実は、この映画全体がそれ――「?」→「!」の積み上がりで出来ていて、まるで不出来な叙述トリックのようだねと思って観ていたのが「?→!」の温い面白さにぽやぽやと浸りながら見終われる運びとなったのだった。 新しい仕掛けは何一つない。見事にない。これまでの先達パラドックスものからポコポコ抜き取りながら拵えられた感じのものだ。 感触は、藤子不二雄のコミックに一番近いかもしれない。 登場人物たちの行動があまりにあまりだが、ミステリ研ではなくてSF研だから、とても、うん、いいのだろう、これで。(おっぺ)
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