感想文等 | タイトルを見たとき、高橋留美子「Pの悲劇」を連想してしまったけれど、当然のように何の関係もなかった(笑) 。 前作に引き続いて、御手洗潔の小学生時代の物語。 もしかして、出版されているコミック版の原作にあたるのだろうか。。。ちょっと、あれには食指が動かなかったので読んでいないのだけど。。。 けれど、もしこれがコミックにできていて、そして傑作になっていたとすれば、そのコミック作者はすさまじい力量の持ち主だと思う。 なせなら。。。このミステリ「小説」は、やはり島田荘司の見事なまでの傑作であるし、この感動をそのままきちんとコミックという形で再現できているとすれば、それはやはりまた天才の仕業だろうと思うからだ。 この小説のミステリとしての出来合いとか、トリックがどうとか、絵を××するなよ被害者とか(笑) 、とか、そういったところはさておき。。。 犯人たちのこのせつなさ。 愚かな犯人。 なんて頭の悪い。。。 そして哀しい犯人だろう。 そして、、、とにかく積もり積もった「愛情」。 この切なく残酷で厳しいラストシーンは忘れられないだろう。 そして。。。そして、御手洗は、ああいう大人になったんだろうか。。。(おっぺ)
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