感想文等 | 中高生の頃、SFを読んでいて、特に筒井康隆作品はほとんど全部揃えていたと思う。好きな作品は何度も読み返していて、かなり細部まで未だに覚えている作品もある。 けれど、「男たちのかいた絵」は、なにかヤクザの話じゃなかったかな、くらいの記憶しかなかった。つまり、好みの作品ではなかったということだろう。 映画版を見始めても、こんな話を読んだことあったかなあ、レベルだった。二重人格なら、確か「おれの血は他人の血」という作品が他になかったかなと、かなり怪しい記憶が浮き上がってきた程度だった。 映画そのものも、やはりどうも好みのタイプではなかった。 ラストの、人格2人の会話だけは、少し楽しめたかな。けれど、全体的に、あまり……。 原作への思い入れがあれば、よかれあしかれ別の感慨もあったかもしれないけれど。(おっぺ)
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