感想文等 | 二十年ばかり前、まだ今のようにネット等で情報がいくらでも飛んでくる時代ではなく、必殺ムックなども出ておらず、そんなとき帰省してみると商売人が再放送中であり、新聞でサブタイトルを見ると、これ。 おお、殺られた主水とは一体……まあ、夢ん中というのだし、実際このあとも主水は生きているのだから、たぶん夢オチとかなのだろうが――と見始め、……見終わり、拍子抜けした、んだろうと思う。なにしろ、二十年前のことで、よくおぼえていない。 もし、三百回記念で代表的な悪役(殺され役)が集まって……みたいな予備知識があったなら、特にワクワクもしなかった代わりに、実際以下の評価になることもなかったのかもしれない。今回見てみると、決してつまらない話ではない。いや、話そのものはさして凝ったものでもないのだが、さすがは濃厚な悪役ぶりの役者さんたちが揃っての悪役ぶりなので、画面そのものがまた濃厚なのだ。学生の頃では、まだこういう見方までは出来ていなかったのだろう。(おっぺ)
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