語る「万華鏡」

(「貴婦人として死す」の一部削除)

貴婦人として死す(きふじんとしてしす)

項目名貴婦人として死す
読みきふじんとしてしす
分類ミステリ小説

作者
  • カーター・ディクスン
  • 公的データ
  • 絶壁へと続く二筋の足跡は、リタとサリヴァンのものに違いなかった。
     70フィート下には白い波頭が果てしなく押寄せ、生臭い海の香が吹きつけてくる……。
     リタは老数学教授の若き妻、サリヴァンは将来を嘱望された美貌の俳優だった。
     いつしか人目を忍ぶ仲となった二人の背徳の情熱は燃えた。
     破滅がくることはわかっていたはずだったが、しかし……心中するような二人ではなかったのに?
     果然、二日後発見された二人の死体には無残にも銃痕が! 一見ありふれた心中事件の裏には、H・M卿にも匙を投げかけさせた根深い謎が秘められていた!
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