語る「万華鏡」

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官能小説(かんのうしょうせつ)

項目名官能小説
読みかんのうしょうせつ
分類用語名

作者
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  • 公的データ
  • 官能小説(かんのうしょうせつ)とは、男女間もしくは同性間での交流と情交を主題とした小説の一ジャンル。

    娯楽性が高く、青年以上の年代の男性が読者の中心となることが多い。スポーツ新聞や男性向け週刊誌などに連載される場合と、書き下ろしとして文庫や新書の形で出版されることが多い。しかし最近ではライトノベルや同人誌の隆盛に伴って、女性向け、少年向けの官能小説も出版される様になっている。

    性的な主題を扱った他のジャンルと同様に、官能小説にも検閲・規制の問題があり、表現の自由等をめぐってさまざまな論争があった。1972年、野坂昭如が雑誌『面白半分』誌上に永井荷風作と伝えられる『四畳半襖の下張』を掲載して当局に摘発された件、『チャタレイ夫人の恋人』をめぐる一連の裁判などは有名である(これらが官能小説にあたるかどうかも異論がある)。しかし、検閲の是非とは別に、摘発や規制がかえって官能小説独特の比喩などの表現方法を発展させたという事実もある。(おっぺ)
  • 感想文等
  • 官能小説。。。などというと、なんだか大層な「文学」という感じがする。。(のか?(^^;)
     が、要するに、ポルノである(爆)
     ポルノにいいも悪いともないような気がするんだが、興味をそそられるものとぜーんぜーん関心も湧かないものがあるのは確かで、私など根が屈折しているから、いわゆる通常の「ポルノ」なんて特に関心もないし、コーフンとかもしやしないのである。
     それにしても、昔は。。。というのは子供の頃のことだけど、ポルノなんてものは、書店に無いか、あっても片隅でこそこそ売ってて、それをこっそり立ち読みする(爆)ものだったんだけど、今や文庫で堂々と棚をいくつも占拠して売ってるんだよね。それどころか、いかにもジュブナイルって体裁で、ソノラマ文庫やコバルト文庫と同じ棚にとんでもないのが並んでたりもする(笑)。。。って「(笑)」じゃないな(^^;。
     私は公序良俗のための小説などあんまりきちんと読まないで、ひたすら人殺しだの超人だのの出てくる小説(や番組)を愛好してきたし、ポルノを読まない健全で清潔な男かといえばとんでもないことなので、道徳者面して「こんな本を売っては行けません」などとは言わないんだけど、でも、何となくうれしくないのは何でだろ?

     たぶん、こういう本を読むと、人によって、また、本のレベルによって、やっぱり心が汚れてしまうってことを、知ってるからなんだろうね。そして、子供達がそうなるのを何故かやっぱりうれしくないって感じてしまうんだろうね。
     不思議なもんだ。。。他人に関心の持てない冷血な人間のはずなのに。

     それとも、違っているのかなあ。。。(おっぺ)
  • ポルノが男の勝手な願望充足小説だとすれば、アクション活劇も恋愛ストーリーも「そう」じゃないかと言われてしまいそうなのですけど(笑)、少なくとも、ミステリやSFやラブロマンスでは心は汚れまい(^^;)。
     いやー、普通のポルノでは別に汚れんのかもしれん。そういえば、コバルト文庫にも書いていた富島健夫という人の官能小説も数冊読んだなー。あれで心が汚れたとは、思わないなー。
     うむ、するとやはり「官能小説」と「ポルノ」は分けて考えねばならないのかもしれん。(別に何もアタシが考える必要などないのかもしれん(爆))(おっぺ)
  • 神聖なもの、美しいもの、素晴らしいもの、純粋なもの、、、そういったものたちを愛し、憧れ、崇敬の気持ちを持つのと同時に、しかしどうして、そうしたものたちが穢され、堕落させられるのを見たとき、異常な興奮を感じてしまうことがあるのか?
    自分がどうしてもそうした素晴らしい存在になり得なかったことからくる、反撥、妬み、それ見たことかという溜飲の下がる思いがそうさせるのか?
    だがそれで説明の付くものでもない。神聖な女性が穢され、淫猥な存在に貶められる変態的な文章を読んだときに感じる異様な興奮は、決して溜飲が下がるといった程度のレベルのものではない。(おっぺ)
  • そして、いろいろ考え始めてしまったのだが、たとえば「チラリズム」に対する性的関心は、これならば男としてむしろ当然の感興だと思うのだが、私の場合はそれ以外の部分、特に、『汚れ』的なものに対するフェチズムがあるらしい。。。
    これもやはり、「聖なるものを汚したい」という不可解な渇望が関係あるのだろうか?。。。(おっぺ)
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