感想文等 | “Q”が登場し、ピカードをはじめクルーたちを翻弄するのだが、ここで大事なのは、なんといっても「ボーグ」の出現だ。 この回でのボーグは、最強無敵の存在だ。いくら倒しても、直にその攻撃に対応できるようになり、効果がなくなる。そして超高速で追撃してくるボーグ・キューブ。集合意識体としての奇怪さ。 このパーフェクトなまでの敵方ぶりに、アクションSFとしての展望も感じられただろう。実際、のちの「浮遊機械都市ボーグ」でピカードたちを圧倒的に蹂躙し、のちのちまで苦しめるトラウマをつくり、果てはディープ・スペース・ナインでのシスコのストレスの遠因ともなったのだ。 だが、もっと重要なのは、このボーグという存在から、「ヴォイジャー」でのキー・パーソンとしてのセブン・オブ・ナインが誕生したということだ。 セブンがいなければ、ヴォイジャーの物語はあそこまで魅力的にならずに終わったのかもしれない。 だから、この「無限の大宇宙」というエピソードは、これ単独の出来とは別に、忘れられないものなのだ。 ボーグとピカードやジェインウェイの物語は、まだ決して終わったわけでもない。。。(おっぺ)
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