公的データ | 俳優。映画監督。歌手。 冷酷無比な極悪人から性格異常犯罪者、果ては男色役までこなす、日本映画界における名脇役。その強烈な個性は、同じく個性派俳優で名高い中尾彬でさえ、「この人はすごい悪役をやってた人」と言わしめるほどである。 ホームドラマなどにも数多く出演しているが、特に時代劇における悪役と男色役が多く、悪役では迫力ある表情とドスの効いた声で凄み、男色役になれば、ナヨナヨした口調と奇抜なコスチュームや登場の仕方で、視聴者に強烈なインパクトを与えた。 特に『必殺仕事人IV』から登場した「広目屋の玉助」は、ひかる一平扮する仕事人・西順之助を追いまわす男色役として、当時必殺ブーム真っ盛りだったお茶の間を爆笑の渦に巻き込んだ。 完全に色物キャラクターと見られがちだが、名優・木村功に仕込まれた演劇に関しての価値観は非常に厳しく、自分が脇役であることをきちんと理解したうえで、主役をいかに引き立たせるか、を常に考えて芝居を行っている。
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