語る「万華鏡」

(「屍鬼」の一部削除)

屍鬼(しき)

項目名屍鬼
読みしき
分類ホラー小説

作者
  • 小野不由美(おっぺ)
  • 公的データ
  • 人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していた―。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。(おっぺ)
  • 感想文等
  • こんなに読み応えのあるエンタテイメントは久しぶりに読んだ気がする。。。
     まだ「元ネタ」らしいスティーブン・キング「呪われた町」は読んだことがないと思うのだけれど、とりあえず今度読んでみようかと思う。けれどおそらく、この「屍鬼」ほどの醍醐味は感じられないのではないだろうか?
     キャラクター配置をとってみても、従来のエンタテイメントでは牽引力となり、あるいは主人公となる位置にあるキャラクターたちが思い切りよく「捨てられて」いくのには驚いてしまう。また、それでこそ、引き締まってこの程度の長さ(!)で収まったのだろう。
     唯一、個人的にいまひとつと思えたのは、「疫病」の正体が“吸血鬼”である、との結論がいささか素直すぎるように出現してきたことで、そういう思考は子供たちはともかく、大人にはまずそう出てくるものではないと思えてしまう。「吸血鬼」が出てくるもう一段階前に「媒介動物」についてもうワンレベル逡巡が必要だった気がする。。。が、やはりそれだともう一冊分必要になったのかも(^^;)

     個人的に今、心に残っているのは。。。
     人は「虚空に出現する」。「そして、長い落下を開始する。ただひたすら終焉に向かって落ちていくだけ」。
     「より良く生きるという、心地よく生きるという。けれどもそんなものが何になるんです? ただひたすら落ちていくだけなのに。ビルから落下するときに、落ち方を競って何になるんです。」

     僕らは、今も、落ちている。
     いつ、落ち終わるのか、それは判らないのだけど。(おっぺ)
  • 文庫よりハードカバーで一気に読みたいかも。
    ・日本SFの良質な部分。
    ・とても読みでがあり、じっくり考えさせられる作品でした。とにかく面白い。迫力がある。
    ・ハードカバーでイッキ読み
    ・ハードカバーでイッキ読み
    ・ドラマがあります。
    ・ゾンビです。
    ・ホラーで一番。
    ・長くなかった。
    ・パターン破りの展開。
    ・ヒーローがいないのが凄い。
    ・ぶんこも二冊くらいにしてほしい買った
    ・文庫も二冊くらいにしてほしかった。
    ・赤ウーロン。
    ・パターン破りの展開。
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