感想文等 | このタイトルは一時期言葉狩りに遭って封印され、「ならず者成敗します」に変えられていたらしい。仕置人のサブタイトルは、頭文字を採るとイロハニホヘト……と並んでいるので、この改竄は配慮がない、という憤り方をしている文献があったと思う。そういう問題ではない気はする(^^;) それはともかく、この話は天神の小六が出てきて、スケールの点では仕置人たちの上を行って見えるのが少し面白くない(笑)。せっかく黒沢年男を悪役に、林隆三を対抗者に配して、仕置人たちを絡ませ、「わらの犬」か何かみたいなハードボイルドでバイオレンスなギャングドラマさながらに出来ているエピソードなのだが、当然のように(ドラマ上、確かに必然なのだが)小六と配下共が群れを為して出てくる。小六の存在自体にあまり意義を感じられない私なんかだと、どうしても、「邪魔だなあ」となってしまう(^^;) しかし、あらためてこの話を観てみると、小六は全く仕置人たちの仲間などではない。単に、「いささか関わりがある」程度だ。 それが、なんだか主要な仲間ででもあるかのように、各種ポスター、ジャケット、映像資料などでは配置されているのは、なんでだったんだろう?? 仕置ドラマとしては、大元の悪党たる黒沢年男を、子分たちに始末させる展開が、またえぐい。いやあ、何だかんだ言って、この頃の鉄は人情家に見えるなあ(笑)。(おっぺ)
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