| 感想文等 | メーテル、エメラルダス、そして女王プロメシュームが、まだ「銀河鉄道999」の世紀を迎える以前、彼女たちがいかなる運命の中にあったのか、その歴史がひもとかれた作品。 設定にかつての作品群と食い違うところもあるが、そもそもはパラレルワールド的な作品群ではあったのだから、あまり突っつくのは意味がない。それよりも、これまでは単純な悪役、ラスボスとしてしか描かれていなかったプロメシュームがどうして、どのようにして、あのように変わっていったのか、ヒロインのメーテル自身より、プロメシュームの運命こそが興味深いものだった。 まして次巻で明らかにされたプロメシュームの本当の正体は、かつての作品群を観囓っていた者には衝撃的で、哀しい……(おっぺ)
で、後編。前巻では確かはっきり言われていなかったはずだが、いきなり冒頭で女王プロメシュームがいったい「誰」だったのか、かつての作品群を観ていた者には衝撃的な「正体」が明らかにされる。あの彼女が……と。 また、この巻では前巻以上に、機械化された者がいかに自由意思を奪われた哀しい存在となるかが執拗に描かれる。 そして登場する999。 プロメシュームの捨て石となるハードギアが、なんのバックボーンもないただの悪党でしかないので、その分はどうしても薄味だが、懐旧の情がそうした瑕疵を補って、なんとなくじっと観入ってしまった…… プロメシュームが強力だったのも道理だなあ……その意志力は、あの彼女のものだったのだから。演じる声優がちゃんとオリジナルの彼女だったのが嬉しく、またつらいところなのだった。(おっぺ)
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