公的データ | 怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧―。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが…。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。小豆洗い、舞首、柳女―彼らが操るあやかしの姿は、人間の深き業への裁きか、弔いか―。世の理と、人の情がやるせない、物語の奇術師が放つ、妖怪時代小説、シリーズ第一弾。(おっぺ)
1 巷説百物語 1 小豆洗い 2 白蔵主 3 舞首 4 芝右衛門狸 5 塩の長司 6 柳女 7 帷子辻 2 続 巷説百物語 1 野鉄砲 2 狐者異 3 飛縁魔 4 船幽霊 5 死神―或は七人みさき 6 老人火 3 後 巷説百物語 1 赤えいの魚 2 天火 3 手負蛇 4 山男 5 五位の光 6 風の神
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