公的データ | 新潟の小さな駅の待ち合い室。一組の母親が東京行きの電車を待っている。母親の名前は冴子。離婚を機に、一度は諦めた舞台女優に復帰するつもりだ。娘の名前はみちる。まだ小学6年生だがIQは198。宇宙飛行士を指している。そして二人は東京に着く。早速仕事を探し始める冴子だが、端役のオーディションにさえ受からない。焦った冴子はみちるを連れて脚本家の・修三を訪ねる。そこへ劇場のプロデューサー・五木がやってきて、いきなりみちるをスカウトした……!「人が人を思う気持ち」を丹念に描き、キャラメルボックスの新しい一面を開拓してきたアコースティック・シアターの第五弾。今回は初めて「定番」クリスマスツアーに登場。更に舞台は「稽古場」と「劇場」。キャラメルボックス結成からの13年間が、凝縮された物語。
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