感想文等 | 赤川次郎の文章というのは、どうしても軽い。その軽さは、文章・文体での「語り」をわざと避けているのかと思うほどで。。。 それが即ち、よく言われる「読みやすさ」や「ユーモア」につながっているのだろうけれど、反面、軽侮の対象にもなりやすいのだろうとは思う。「コクがない」と言えばそれはその通りではないかと思ってしまう。 が、その「おかげ」というものもあるのであって。。。 この小説でこれにふさわしい文章・文体で読まされたら、それはかなわんよ、と実は思う。重すぎるのだ。ヘビーだ。 それにしても。。。最初の、「若草色のポシェット」でも十二分にヘビーすぎたと思うのだが。。。 よくもここまで来たものだ。。。 どうして、こんなふうになってしまったのだろう。。。あの、中学生の、あの、頃から。 振り返ると、茫然とした気分にすら、ならずにはいられない。 そしてそれは。。。(おっぺ)
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