語る「万華鏡」

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杉原爽香シリーズ(すぎはらさやかしりーず)

項目名杉原爽香シリーズ
読みすぎはらさやかしりーず
分類ミステリ小説

作者
  • 赤川次郎(おっぺ)
  • 公的データ
  • 主人公の少女が,毎年読者とともに成長する画期的シリーズ。(おっぺ)
  • 1『若草色のポシェット 〈杉原爽香15歳の秋〉』
    2『群青色のカンバス 〈杉原爽香16歳の夏〉』
    3『亜麻色のジャケット 〈杉原爽香17歳の冬〉』
    4『薄紫のウィークエンド 〈杉原爽香18歳の秋〉』
    5『琥珀色のダイアリー 〈杉原爽香19歳の春〉』
    6『緋色のペンダント 〈杉原爽香20歳の秋〉』
    7『象牙色のクローゼット 〈杉原爽香21歳の冬〉』
    8『瑠璃色のステンドグラス 〈杉原爽香22歳の夏〉』
    9『暗黒のスタートライン杉原爽香23歳の秋〉』
    10『小豆色のテーブル 〈杉原爽香24歳の春〉』
    11『銀色のキーホルダー 〈杉原爽香25歳の秋〉』
    12『藤色のカクテルグラス 〈杉原爽香26歳の春〉』
    13『うぐいす色の旅行鞄 〈杉原爽香27歳の秋〉』
    14『利休鼠のララバイ杉原爽香28歳の冬〉』
    15『濡羽色のマスク 〈杉原爽香29歳の秋〉』
    16『茜色のプロムナード 〈杉原爽香30歳の春〉』
    17『虹色のヴァイオリン 〈杉原爽香31歳の冬〉』
    18『枯葉色のノートブック 〈杉原爽香32歳の秋〉』
  • 感想文等
  • 赤川次郎は、「三毛猫ホームズ」の最初の頃はわりと好きで、せっせと読んでいたような。。
     たいていのシリーズにも手をつけていたし、長・短編もちゃんと。
     それが、三毛猫ホームズが長寿シリーズになって、主人公たちがどんどんサザエさん化して。。。つまり、何をどう経験しても体験しても、次の本になるとそれらの記憶がまるでなくなったかのように(笑)「くるりん」(北村薫の「ターン」じゃないが)してしまう。。。ようになっていった頃から、だんだん読まなくなってしまった。
     どうも、私の場合、特にシリーズものだと、主人公たちが次の本、また次の本で次第に変化していってくれた方が好みらしい。
     さて。。。
     で、ずーっと読まずじまいになっていた赤川作品なのだけど、何やら1冊ごとに主人公が一歳ずつ年をとって、最初は中学生だったのが、最近作ではもう20代後半、というシリーズがあるのを知って、興味を持った。
    杉原爽香」というヒロインの成長記録になっているわけらしい。
     ちょっと試しに、読んでみることにする。
     1冊目は、中学生のヒロインらしい、いかにもコバルト系といった感じのタイトル。
     「若草色のポシェット」というのだから、いかにも爽やかな青春少女ミステリ、という感じの予想だったのだけど。。。
     冗談ではない、このハードさは。。。
     全然タイトルにそぐわない話の内容。
     といって、暗く重苦しい書き方ではないから、なおのこと。。。
     赤川作品はユーモア小説扱いされることも多いようだけど、どう考えたってやはりそれは違うよね(^^;)
     日本の小説の文体がユーモア感覚を失い過ぎていただけなのだ。
     田中雅美の初期コバルト作品も相当なものだったけれど、タイトルと裏腹なこの小説は、そのまま中学生の少女が読んで、一体、どんなふうに感じるものなんだろう?(おっぺ)
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