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「2004年春たまオフリポート」
2004年4月18日、当HPで2回目の公式オフ会がありました。
参加者の皆さんが積極的にお手伝いしてくださったおかげで
私はとっても楽をさせていただきました♪
今回はリポート作成にまとまった時間がとれなかったので、
最後に皆で合奏した「アブデラザール組曲」の
録音公開をもってオフ会の報告にかえさせていただきます。
メチャクチャ手抜きで申し訳ございません!m(_ _)m
■日時と場所
2004年4月18日(日)9:00〜17:00
東京都江東区
ティアラ江東 練習室3 32.64平米 定員16人
※前回のかつしかシンフォニーヒルズ 練習室3よりも若干広いのですが、
11人でかなりぎりぎりでした。
弦楽器は演奏に場所をとりますね。
■オフ会参加者(11人)
Vn.:しらたま、江崎さん、たろうさん、こやまさん、S_Yakoさん、ポメドルさん
Va.:Elieさん、森野たぬさん、りんさん
Vc.:heさん
お客さま:さきこさん
■曲目
・モーツァルト/ディベルティメントK.138
・バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲
・ホーマンメドレー
No.153, No.166, No.163, No.169, No.258
・アブデラザール組曲
■当日のタイムテーブル
09:00〜09:30 ドッペル3楽章 Elieさん&しらたま 参加できるtuttiのみなさん
09:30〜09:45 ホーマン たろうさん&しらたま
09:50〜10:00 休憩
10:00〜11:30 モーツァルト K.138 とか アブデラザール組曲
11:30〜12:30 休憩
12:30〜13:00 ホーマン ちょっと早くこれる方としらたま
13:00〜13:20 ドッペル1楽章 しらたま&S_Yakoさん 参加できるtuttiのみなさん
13:20〜13:40 ドッペル2楽章 たろうさん&こやまさん 参加できるtuttiのみなさん
13:40〜13:50 ドッペル3楽章 Eliさん&しらたま 参加できるtuttiのみなさん
13:50〜14:00 休憩
14:00〜15:30 アブデラザール組曲
15:30〜15:45 休憩
15:45〜17:00 発表会
1.アブデラザール組曲
2.ホーマンメドレー
3.ドッペル
4.K.138
※という予定でしたが、
実際は30分押しで、K.138は1楽章のみしか発表できませんでした(^^;)。
せっかく全楽章練習したのに、K.138チームのみなさん、ごめんなさいね。
■録音公開(MP3)
ファイル形式はMP3です。
できれば、全曲をダウンロードして続けて聴いていただけると嬉しいです。
ファイルは分けてありますが、演奏も休憩なしで9曲続けて弾きましたので、
その雰囲気が伝わればと思います。
ただし、ファイルサイズが大きいので回線の細い方はご注意!
H.パーセル/アブデラザール組曲
(戯曲「ムーア人の復讐」付随音楽より)
Suite from Abdelazar / Henry Purcell
※ダウンロードしたファイルは個人で楽しむ以外での目的で使用しないでください。
また無断での複製、他者への配布はご遠慮ください。
Vn.1:しらたま、江崎さん
Vn.2:たろうさん、こやまさん、S_Yakoさん、ポメドルさん
Va.:Elieさん、森野たぬさん、りんさん
Vc.:heさん
【コメント】
まず、この演奏の背景ですが、
・楽譜が配られたのが1ヶ月前
・沢山のプログラムの中の1曲(ドッペル全楽章は欲張りすぎだったかも・・・)
・当日この曲のために1時間30分しか練習時間がとれなかった
・弦楽器経験年数 1年未満:1人 5年未満:3人 10年未満:2人 10年以上:4人
・ヴァイオリン&ヴィオラ全員が大人になってからはじめた方
ということを予めお知りおきくださいm(_ _)m。
1.序曲
フランス風序曲。前半は荘厳に、後半は軽快に、少し女性的な憂いを含んで。
アブデラの中ではこの曲が一番難しいんじゃないかと思います。
1時間半の練習時間のうち1時間をこの1曲に費やしました。そのくらい難しかったです。
付点2分音符のあとの16分音符は今回楽譜どおりに弾いてもらいましたが、
参考CDの演奏がかなり付点あとの16分音符をつめた演奏だったので、
しっかり予習してきた人ほどリズムの修正に苦労したようです。
2.ロンド
少し攻撃的に。ブリテンの「青少年の管弦楽入門」の中で使われたことで有名な曲。
3.エア
国家的勝利。堂々と気品を保って。
4.エア
力を抜いて牧歌的に。
5.メヌエット
優雅にかわいらしく。
6.エア
追い立てられるように。
7.ジグ
伴奏パートは打楽器的に。
8.ホーンパイプ
軽くパラパラと(??)。
9.エア
しっとりとやわらかく。
さらに、全体としては、
・調性のキャラクターを意識すること
・ヴィブラートをむやみにかけないこと
・語尾を作りすぎないこと
などを事前にお願いしておきました。
アブデラザール組曲は初心者でも取り組みやすく、しかも味わい深い曲です(本来は)。
全曲通してほぼファーストポジションのみで弾けますし、
トリルなどを省略すればさらに難易度が低くなるでしょう。
現在の教育システムがソリスト養成の方に目が向いているため、
レッスンではほとんど課題にされることはありませんし、
「パーセル」という作曲家が(日本では)あまり知られていないというものあって、
長年ヴァイオリンをやっていてもなかなか出会うことの少ない曲なんじゃないかと思います。
しかし、このようなおいしい曲、ほっとく手はないのです。
この録音が参考になるかどうかはさておいて、是非皆さんも挑戦してみてください。
さて、バロック音楽はご存知のとおり本来石造りの響きのよいところで演奏される音楽で、
その残響の長さを見越した独特の音の処理をするんだそうです。
今回もそれを見よう見まねで試みたものの、
会場がせまくて響きのない場所だったのでかなり生々しく(荒っぽく)録れてしまいました。
足りないところは想像で補ってもらえばいいやと、私は思っていたのですが、
録音係の江崎さんが気を利かせてエコーつきのヴァージョンを用意してくれました。
その変わり様が面白かったので、1曲目のOvetsureだけエコーつきヴァージョンにしてみました。
メチャクチャ反則わざではありますが、その違いを合わせてお楽しみいただければと思います。
以上
2004/07/08 by しらたま
※この録音をお聞きになったご感想など、BBSにお寄せいただけるとうれしいです(^^)。