しらたまのヴァイオリン・メモ 
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● 独学で弾けるか

ヴァイオリンはラクな姿勢で弾ける楽器ではありません。
日常生活では使わない筋肉を使って楽器を支え、ちょっと不自然な姿勢で音を出すことになります。
そのため、独学ではじめると「本当にこうでいいのかな?」という不安や「なぜこうしなければいけないの?」という疑問がたくさん出てきます。
優れたビデオや教本が出ていますが、残念ながら個人的な疑問には答えてはくれません。 一方的に、これが正しい、これはダメ、と言い続けるだけです。 また、「来週までにここまでやりましょう」というような指示もなければ「できるようになったね」とほめてもくれません。
そんなわけで、独学が可能なのは、自分でやるべきことを見つけ出してそれをこなし、疑問が生じたら自分で正しい答えを探し出せる人に限られます。
それができる人は、そう多くはないはずです。 どうか、安易に独学ではじめて、ヴァイオリンの楽しさを知らないまま、投げ出してしまわれませんように。
そして、もし「人に聴かせる」音楽をやりたいとお思いなら、迷わず先生についてください。先生があなたの最初のお客様になってくださいます。