日本各地からディープなオタク……ではなく、有能な研究者の集まる来栖川エレクトロニクスの研究所。
その一室で今日も、メイドロボに関する会議が開かれていた。
今日の議題は、
『HMX-12型マルチが犬・猫と会話できる理由』
研究員A:「信じられないことだと思いますが、マルチは動物と会話できるようです。この件について、話し合いたいと思います。長瀬主任、心当たりはありませんか?」
長瀬:「君、どういうことだね?」
研究員A:「前みたいに、動物と話せたら可愛いからとかいうことはないでしょうね?」
長瀬:「そ,そんなことはない。」
研究員B:「なら、主任。どうして会話できるのですか?」
コンコン
扉がノックされ
研究員E:「長瀬主任。お客様がおみえです。第一応接室の方へお越し下さい。」
長瀬:「おう。君たちは会議を続けていてくれ。」
長瀬はそう言い残し、会議室より出ていった。
長瀬主任が退出していった会議室では,会議が続いていた。
研究員A:「長瀬主任は,何か隠しているような感じですね。まあ,いいでしょう。とりあえず各自の意見を述べてください。」
研究員B:「私が思うに,サーモグラフィーで体温の変化や,ちょっとした動作の観察により動物の感情を理解しているのではないでしょうか?」
研究員C:「しかし,マルチにはサーモグラフィーはついていないし,視力も人間並みのCCDカメラしか搭載していないから難しいだろう。」
研究員D:「人格移植OSということはありませんか?綾香お嬢様は猫の言葉が解るそうですから,綾香お嬢様の人格をマルチに移植したなら猫の言葉を理解できるのでは?」
研究員B:「人格移植OSか・・・・・。しかし,それが実用化されたとは聞いたことがないな。それに,もし綾香お嬢様の人格をマルチに移植したとするなら,性格が違いすぎませんか?」
研究員A:「確かに,綾香お嬢様の人格を移植したなら,もっと乱暴な性格になっているだろうな。」
研究員C:「それに,もっと強気で男勝りで・・・・・・・・・。」
研究員D:「その話はやめた方がいいぞ!また蹴られる!」
研究員A:「そう言えば,どこから前の話しが漏れたのかな?もしかして盗聴器でも設置してあるのか!?」
研究員B:「次からは,盗聴器を探す装置を持ってこよう。今回は言葉を選んで話そう。」
研究員A・C・D:「異議なし!」
研究員C:「話しを戻しますが,実は変な噂を聞いたことがあるんです。」
研究員A:「変な噂?」
研究員C:「はい,たぶん根も葉もないデマだと思いますが・・・・・・。長瀬主任の親族,確か警官だったと思います。その警官と緑色の宇宙人が知り合いだそうです。そして長瀬主任は,その宇宙人から未知の技術を入手したという噂が・・・・・・・。」
研究員D:「それは,さすがにデマだろう。」
研究員C:「私もそう思いますが,長瀬主任ならやりそうな気がしますが・・・・・・。」
研究員B:「しかし,・・・・・・・・・」
研究室では,議論が続いていた。
一方,長瀬主任は,
(偶然の産物で,私にも原理,その他,全然わからんし,作った覚えもない。源一郎の言っていた電波に操られた状態だったのかな。
まあいいか。面白いから。)
長瀬源五郎は結果がよければ過程はどうでもいい男だった。
あとがき
マルチが犬・猫と会話できる理由は私にはよく解りません。
たぶん,綾香さんが猫の言葉を理解できるのと同じ理由でしょう。
ではなぜ,綾香さんが猫語を理解できるかというとそれは謎です。
それも,謎ジャムの秘密に匹敵するぐらいの謎です!
どうやらこの事件(!?)は迷宮入りですね。
次は,マインかな?
フランク疾風
☆ コメント ☆ 綾香 :「マルチが動物と会話が出来るのって偶然の産物だったのね」(^ ^; セリオ:「みたいです」(;^_^A 綾香 :「確か……あなたたちの味覚も偶然だったような……」(^ ^; セリオ:「はい」(;^_^A 綾香 :「長瀬さんって…………」(^ ^;;; セリオ:「ところで、綾香さんはどうして猫の言葉を理解出来るのですか?」 綾香 :「それはねぇ」(^^) セリオ:「それは?」 綾香 :「ひ・み・つ♪」(^^) セリオ:「は?」(--; 綾香 :「乙女の秘密よゥ」(〃∇〃) セリオ:「は、はあ。 ……なんだかなぁ」(;^_^A 綾香 :「まあ、それはさておき」(--) セリオ:「へ?」 綾香 :「あたし、そろそろ行って来るわね」(--) セリオ:「え? どこへですか?」 綾香 :「決まってるでしょ」(^^メ セリオ:「…………あ、あはは」(;^_^A 綾香 :「それじゃ、行ってきま~す」(^^メ セリオ:「い、行ってらっしゃ~い。 ……………………あうあう。 研究員のみなさん、またまたご愁傷様です」(;^_^A