ここは、多くのメイドさん萌え……ではなく、優秀なロボット技術者の集まる場所。
ここは来栖川エレクトロニクスの研究所、マルチやセリオを作り出したところ……
そして、この研究所の一室でとある会議が開かれていた。
その会議の議題とは、
『HMX-13型セリオのボケの原因について』
この会議は運用されているメイドロボの欠陥や問題点を調べ、解決する。いわゆるアフターケア部門なのである。
当然、長瀬主任も参加している。
そして会議は始まった。
研究員A:「長瀬主任は、所用で遅れるそうですので、先に始めます。この議題について各人の意見を発表して貰います。」
研究員B:「では、私から。私が思うにHMX-13型は感情を搭載しないはずでした。しかし、感情を追加したため
ハードウェアの能力を超える負荷が掛かるようになり、適切な処理が出来ずにボケという現象が起こっ
たのだと推測します。」
研究員C:「いえ、それは違うと思います。感情を追加したためにボケが現れたのは正しいと思います。
しかし、ハードウェアの能力ではないと思います。ハードウェア的には、HMX-12型より優れています。
そして、HMX-12型はボケではありません。よって、私は感情プログラムを追加したときに、
既存のプログラムとのミスマッチにより生じたものと予測しました。」
研究員D:「そうではないとおもいます。実は綾香お嬢様に蹴られたために、回路に異常をきたし正常な処理が、
出来なくなってしまったんです。」
研究員C:「いや、それなら定期検査の時に何らかの物理的異常が発見されるはずだし、自己診断プログラムで発見されるはずでは………。」
研究員D:「しかし、綾香お嬢様なら出来ると思うが………。」
研究員A:「綾香お嬢様関係の話はこれ以上しない方がいい。もしばれたら命がないかも……。」
研究員B、C:「うん。」
研究員A:「というわけで私の意見を述べさせて貰います。私はプログラム上のバグだと考えています。
いくら長瀬主任でも間違いはあり得ますから。おそらくは感情プログラムのどこかに問題が隠れていると
思います。」
研究員B:「いえ、やはり………」
という具合に会議が続いていた。そこに長瀬主任が入ってきた。
長瀬:「どうだね?」
研究員A:「主任、全然ダメです。意見がまとまりません。」
長瀬:「そうか、ところで今回の内容は?」
研究員C:「はい、セリオがボケになった理由です。」
長瀬:「なんだ、そのことか。ボケにしたのは私だ。」
研究員A・B・C・D:「はあ!?」
長瀬:「ほら、『ボケた子ほど可愛い』というじゃないか。」
研究員D:「主任……。それを言うなら『バカな子ほど可愛い』ですよ。」
長瀬:「そうだったか?まあいいじゃないか。完璧な人格を持たせるより欠点がある方が可愛いし、人間らしくて親しみがもてる。」
研究員C:「………主任、もしかしてHMX-12型マルチがドジな理由も……。」
長瀬:「もちろん、可愛いからだ。」
研究員A・B・C・D:「………………」
長瀬源五郎、優秀なロボット技術者にして趣味に生きる男………
あとがき
このSSに登場するセリオ・マルチ・その他のメイドロボは、Hiroさんのたさいシリーズおよび了承学園に登場する性格をモデルにしています。
しかし、そちらとは一切関係はありません。
これからも、メイドロボの秘密に迫りたいと思います。つぎの議題はマルチについて書こうと思っています。
真実はいつもひとつ!(謎)
フランク疾風
☆ コメント ☆ セリオ:「…………」(;;) 綾香 :「そっかぁ。セリオがボケボケなのは仕様だったのね」(^^) セリオ:「ボケボケじゃないもん……」(;;) 綾香 :「つまり、筋金入りのボケボケというわけね」(^^) セリオ:「ううっ。聞いてないし……」(;;) 綾香 :「なるほどねぇ」(^^) セリオ:「しくしく」(;;) 綾香 :「心から納得したわ」(^^) セリオ:「しくしく」(;;) 綾香 :「謎はすべて解けた!!」(^0^) セリオ:「しくしく」(;;) 綾香 :「まあ、それはそうと……」(--) セリオ:「しくしく」(;;) 綾香 :「研究員達……後で蹴る」(ーーメ セリオ:「…………ご愁傷様です…………。しくしく」(;;)