了承学園 (ナイトライターサイド)4日目3時間目
授業前の廊下で叫ぶ1人の男がいた。
「ふっふっ!やっと俺の出番だ!思えばこの十年、出番がなかったからな………。
だが、これからはどんどん出まくってやる!そして、人気投票最下位なんて言わせんぞ!」
前の出番より十年も経っていないが、本人にとってはそのくらい長く感じたようだ。
「今度こそ俺様の力を見せつけてやる!」
かなり気合いが入っている様子ですが、前のような目に遭わないように………。
そのころの教室では、
「芳晴♪お金貸して♪」
「コリンまたか……。その前に今まで貸した分を返してくれ!」
コリンが、芳晴からお金を借りようとしていた。
「コリン!いい加減にしなさい!」
「返した方がいいぞ。」
ユンナと江美はコリンをたしなめるが、
「わかったわよ。返せばいいんでしょ。だからお金貸して♪」
「「「?????」」」
コリンの言葉に首を傾げる3人、更にコリンは言葉を続ける。
「そのお金で、宝くじを当てるから返せるわよ!」
バタッ
典型的なこけ方をする3人。
「コリン…………」
「その性格何とかしなさい!」
「………ギャンブラー。」
そこに、
「諸君、この授業はこの俺様が担当だ!」
先程の男が教室に入ってきて叫ぶ!
しかし、
「コリン、あなたのそのいい加減な性格をいまから修正してあげるわ!」
「ユンナ冗談でしょ?」
「いいえ、本気です。」
「ユンナ、ほどほどにな。」
「芳晴~。そんなこと言わずに助けてよ。」
「身から出た錆。」
入ってきた男のことなど無視というか気付かない4人であった。
「貴様ら!俺を無視するんじゃない!」
男は叫んだが、4人はまだ男に気付かずに話を続ける。
「コリン!覚悟しなさい!全てを焼き尽くす浄化の輝きよ!我が眼前の敵を討て!メギド!!」
ユンナの攻撃がコリンを襲う!
しかし、コリンはユンナの攻撃をかわした!そして、ユンナの攻撃は男を襲う!
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クリティカルヒット!とても効果的だ!
男は大きなダメージをうけて倒れた。
「大丈夫ですか?」
「いきているか?」
その男に駆け寄る芳晴とエビル。
「コリン、あなたが避けるから関係ない人に当たっちゃたじゃない!」
「なんなの?あたしのせいなの?違うわよ!ユンナが攻撃したせいよ!」
責任のなすりつけあいをしている天使の2人………天使のくせに醜いぞ!
男は、耳から血を流しながら倒れていた。
「あの、生きてますか?」
芳晴が訊ねると男はおもむろに立ち上がり、
「月は出ているか?」(謎)
「「「「はあ?」」」」
「月は出ているかと聞いているんだ!」(更に謎)
「これは………」
「ユンナの攻撃のせいね。」
「当たり所が悪かったのね。」
「不幸な事故だな。」
そして男は
「※@♀◎☆¥∪∇!!」
意味不明な叫びを残しながら、教室から走り去った。
「なんなんだ?」
「あの人がこの時間の担当じゃなかったのかしら。」
「やったー!先生がいないからこの時間は自習よ!」
「まて、カリキュラムが落ちている。」
エビルが拾ったカリキュラムには、城戸家の授業内容が書かれていた。
その授業内容とは、
『賭け麻雀』
内容は誠家の2日目5時間目と同じ内容なのだが、男はルールの説明していかなかったので、
城戸家ではお金をかけて麻雀をすることになった。
3人は軽い遊び感覚で麻雀を始めたが、1人だけは
(ふっふっふっ、この勝負に勝って借金を全てチャラにしてやるわ!)
などと考えていた。
おまけ
麻雀でコリンが積み込み(いかさま)をしていることがばれて、ユンナにお仕置きされた。
当然、コリンの借金は消えていない。
あとがき
月は出ているか!?(謎)
名前も出ずに不幸な目にあってしまったキャラはいったい誰でしょう?
別に誰かわからなくても、問題ありません。その程度のキャラですから…………。
フランク疾風
☆ コメント ☆ 綾香 :「??? うちの学園に、あんな教師いたっけ?」(・・? セリオ:「さあ? まったく記憶にありませんが」(・・? 綾香 :「そうよねぇ」 セリオ:「はい」 綾香 :「う~ん。誰なんだろう?」 セリオ:「誰でしょうね?」 綾香 :「う~~~ん」(--) セリオ:「う~~~ん」(--) 綾香 :「……………………」(--;;; セリオ:「……………………」(--;;; 綾香 :「や~めた。なんか、考えても無意味な気がしてきたわ」 セリオ:「わたしも」 綾香 :「思い出せないって事は、そんなに重要なキャラじゃないって事でしょうしね」(^ ^; セリオ:「ですね」(;^_^A ・ ・ ・ ・ ・ 伯○龍二:「ひでー。Leaf作品の初代主人公なのに」(ーーメ ルミラ:「あんたなんて、所詮はその程度よ」(--;