猫
です。
「にゃ~(今日は天気が良いですね~)」
おやおや・・・すっかり寛いでますね。
その所為で、彼はすっかり失念していたようです・・・。
この家に棲む彼の『天敵』の存在を・・・。
「ニャッ!?(殺気!?)」
一声鳴くが速いか、ぴろ君はその場から飛ぶ様にして後ずさりました。
「ねぇぇぇこぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ズン!!
今までぴろ君が寝ていた場所に、名雪さんが降って来ました。
「にゃにゃ!?(何故あんな所から!?)」
「天井に張り付いて、隙を窺ってたんだお~」
・・・説明的な台詞をありがとうございます。
しかし・・・『猫を狙って天井に張り付く女子高生』・・・イヤ過ぎ。
「なんだなんだ?」
今の音を聞きつけて祐一君が出てきました。
「ゲッ!ぴろと名雪!?」
「ウフフフ・・・・猫~猫~♥」
「チィ!」
ガシッ!!
「あ、祐一何するんだお~」
祐一君は名雪さんを羽交い絞めにしながら叫びました。
「此処は俺が抑える!早く逃げろ!ぴろ!!」
「うなぁ~(祐一さん・・・感謝します)」
「あ。離して祐一~」
ゲシッ!
名雪さんのエルボーがクリーンヒット!
「ぐはっ!」
「ニャ!(祐一さん!)」
ぴろ君は思わず立ち止まり振り替えりました。
「何をしている!早く行けェ!俺の・・・俺の屍を超えて行けェェェ!!!」
ぴろ君は祐一君の断末魔(違)を背に受け、何とか脱出する事に成功したようです。
「ニャ~・・・(ふぅ、酷い目に会いました・・・)」
ぴろ君がいつもの散歩コースを歩いていると・・・。
「・・・にゃ」
「うにゃ?(声?)」
何処からか声が聞こえてきました。
興味を引かれたぴろ君は声のする方へと駆け出していきました。
「ガルルルル・・・(兄貴ィ!骨が折れちまったよ~)」
「グルル・・・(テメェ・・・。どう落とし前つけてくれるんだ!!)」
「ニャニャ!!(そっちが先にブツかって来たのニャ!)」
其処には、2匹の野良犬と、一匹の猫がいました。
「にゃ!!(止めろ!)」
元々正義感の強いぴろ君です。
黙って見過ごすわけはありません。
「ガウ!(何だテメェは!)」
「グルル・・・(コイツまさか・・・兄貴!ヤバイですぜ)」
「ガルル(何でぃ!?)」
「ガゥ(コイツ多分ピロシキですぜ!!)」
「ガル!?(『屍断ちのぴろ』か!?)」
・・・ぴろ君って、有名なんですね。
「ガゥゥゥ(チッ!相手が悪過ぎらぁ)」
「キャインキャイン!(畜生!覚えてやがれ!!)」
陳腐な捨て台詞を残して、野良犬たちは逃げていきました。
「うにゃ~(大丈夫ですか?)」
「ニャ!(平気ニャ)」
「ニャニャ!(あんな奴らこのたまが本気を出せばちょちょいのちょいニャ!)」
「にゃ~(あはは・・・・)」
強気な態度に苦笑するしかないぴろ君です。
「・・・ニャ、ニャ~(でも・・・助けてくれてありがとニャ)」
そう言って、たまさんはニッコリ笑いました。
ドキ♥
(・・・なんだろう?発情期でもないのに・・・胸がドキドキする・・・)
初めての経験にぴろ君は少し混乱状態です。
「ニャン?(どうかしたのかニャ?)」
「うにゃにゃ(いえ・・・大丈夫です)」
「にゃ~・・(あの・・・たまさん・・・)」
「ニャ?(なんニャ?)」
混乱状態のぴろ君はこんな事を口走ってました。
「にゃ・・・にゃにゃ(あの・・・僕の子供を産んで・・・)」
「たまさ~ん御飯ですよ~」
「あうー、ぴろ何処ォ?」
「・・・・」
「・・・・」
「ニャン(どうやらお互い呼ばれてるみたいだニャ)」
「うな~(・・・そうみたいですね)」
(どうして僕はあんな事を言おうとしたんだろ?)
たまさんは、悪戯っぽく笑い、
ペロ!
「!!」
ぴろ君の唇を軽く舐め、器用にウィンクして、
「ニャ!(またニャ!)」
と言って、走って行きました。
「にゃ・・・(たまさん・・・)」
ぴろ君は知っているだろうか?
今の行為が、人間で言う所の「キス」に順ずる行為であることを・・・
「ア!ぴろ!こんな所にいたんだ。御飯だから一緒に帰ろ」
真琴さんはひょいっとぴろ君を頭に乗せ、相沢家へと歩いていきました。
「うにゃ~(きっとまた・・・逢えますよね?たまさん)」
・・・後日、2匹の関係がルミラさんにバレ、更に真琴さん達にもバレてからかわれ続けたのは、また別のお話です・・・。
痕書きもどき(笑)
え~と・・・。
了承学園初体験の破壊神禍音です。
今回はほのぼの路線で行ったみたつもりなんですが・・・
どうだったでしょうか?
ほのぼの出来ました?(笑)
コレを読んで下さった方が暖かい気持ちになれば、嬉しいです。
☆ コメント ☆
綾香 :「…………。『屍断ちのぴろ』って」(--;
セリオ:「危険な通り名ですねぇ」(--;
綾香 :「あの細目ネコ。裏で何をやってるのやら」(--;
セリオ:「困ったものです」(--;
綾香 :「ホントよねぇ。ふぅ~」(--;
セリオ:「もっとも、わたしのすぐ近くにも危険な通り名を持ってる人はいますけど」(;^_^A
綾香 :「……………………。
なんとなーく見当付くけど……それって誰のことよ?」(¬_¬)ジトー
セリオ:「綾香さん」(^0^)
綾香 :「にこやかにキッパリハッキリ言うんじゃない!
まあ、それはさておき……あたしはどんな通り名で呼ばれてるの?」(--;
セリオ:「『リーサルウエポン』ですとか『汎用人型決戦兵器』ですとか『天然危険物』ですとか、
それからそれから……」(^^)
綾香 :「もういいわよ!
……ったく、いったいどこの誰がそんな事を言ってるのやら……ブツブツ……」(ーーメ
セリオ:「それはもちろん…………い、いえ……なんでもないです」( ̄▽ ̄;
綾香 :「……………まさか…………」(ーーメ
セリオ:「し、知らないです。わたしが言い広めているとか、新しい通り名を考案中だとか……
そんなの全然知らないです~っ!」(@@;
綾香 :「……やっぱりあんたかい」(ーーメ
セリオ:「わっ。なんでばれたんでしょう?」(@@;;;
綾香 :「……………………」凸(ーーメ
セリオ:「……………………」(@@;;;;;
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