いよいよ12月に入りました
師走ですね~
師でもないのに私も毎日走りまわっています☆
本当に幼稚園と小学校 ポニー教室の行事が目白押しでなかなか落ち着きません(^^;
気がつけば拍手お礼画面も真夏のまま放置で今年一番の寒さの今日見てみると思わず寒さで鳥肌が立ちそう(笑)
というわけで時々描いてた落書きと入れ替えようかと思ったんですがトリミングが間に合わないので一枚だけ上げておきます☆
そのうちほかの絵もトリミングして・・・置くつもりはあるんですが いつになるやら☆
そして今回は書いたものの3ヵ月以上放置していたものを晒します~
はじめは拍手用だったのにだらだらと長くなったといういつものパターンです(本当に反省しないとー)
というわけでそんなものですが見てあげようと思ってくださる方はこちらからどうぞ♪
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compared with・・・・
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翌日非番を良い事にノリに任せて梯子酒。
気付いた時には終電はなく個別に帰るタクシー代を惜しんだ結果少しでも距離が近いという事で泊った先は彼の部屋。
1LDKのその部屋は寮の時ほど狭くもないが部屋の数には余裕がない。
程良く酔っ払った小柄な彼女が終夜営業の安売り店で購入してきた間に合わせの着替えを抱えこの部屋唯一の個室へ入って四半時。
出てくる気配も中で何かしている様子も無い事に軽い不安を覚えた彼は軽く扉をノックした。
二度三度と扉を叩き反応の無い事に顔を顰め 最後にもう一度少し強めにノックして「おい どうした 開けるぞ」と声を掛け遠慮がちにドアを開けた。
着替えの途中で寝てしまったのか床に散らばる元の着衣、半端に幾つかだけ止められた寝巻のボタン。
幸い肌蹴ていはいないものの床にぺたんと座りこみしどけなくベッドに凭れかかったまま寝息を立てる彼女の姿に彼は呆れた顔で肩を竦め、もう一度手の甲で強く扉を叩いた。
「おーい 起きろー」
反応の無い彼女の様子に少し声を大きくする。
「野明 起きろって」
何度目かの呼びかけで彼女は小さく身じろぎすると漸く気だるげに目を開けた。
焦点の定まらない瞳を泳がせ何となく彼の方に目線を向けたもののまたぱたりとベッドの端に顔を沈める。
「・・・遊馬かぁ・・・私眠い・・・もうちょっと寝かせてよ・・・」
「眠いのは判った。寝てもいいけどその前に脱いだ服片づけてボタンをちゃんと止めろって」
「えー・・・後でいいよぉ 私ねるー」
「良くねぇっ!ともあれ服は片づけろ、俺が部屋に入れんだろうが」
「・・・なんでー?」
今にも眠り込みそうな様子に遊馬は額を押さえ唸る様に言葉を発する。
「・・・何でも何もここは俺の部屋なの。荷物も着替えも全部ここに仕舞ってあるんだから入れないと困るだろうが」
「じゃ 入れば?」
「そうしたいよ、だから脱いだもの位自分でちゃんと片付けろっ。面倒ならせめて一か所に集めてだな・・・」
「遊馬 おかーさんみたい・・・そんなに気になるなら遊馬が片づけてよ」
「あのなぁ・・・」
散らばる衣服の中に下着を見つけ遊馬は思わず目を逸らす。
朱が昇りかけた顔を誤魔化すように大きく息を吸い込んだ彼は自分のものであるはずの部屋に勢いをつけて踏み込んだ。
脇目も振らずまっすぐ野明に近づくと聊か荒っぽくその頬を両手で捕らえ自分に顔を向けさせる。
額がぶつかりそうな距離で目を合わせた彼は意図的に低めた声を出した。
「おい、紛いなりにも一人暮らしの男の部屋でそういう事言ってると・・・」
「酔っぱらいの寝込みを襲うほど遊馬は鬼畜じゃないでしょ?」
顰めっ面を見せる遊馬の言葉を遮って野明はにこりと笑顔を浮かべる。
その顔に毒気を抜かれた彼は暫し茫然とした後 床に両手をついてガックリと肩を落とした。
「・・・頼むから下着だけでもどうにかしてくれ・・・」
力なく項垂れる彼を見遣り少し考えると野明は生返事と共に渋々身体を起こす。
緩慢な動作で散乱した衣服を一纏めにし再びベッドに凭れかかった彼女は気だるい声で「これでいい?」と彼に問うた。
どうにか目のやり場に困る事態を脱した部屋に遊馬はほっと息をつき「ああ」と返事を返すと当座必要なものを手早く掻き集める。
両手に荷物を抱え『もう一言くらい説教してやろう』と振り返るとベッドに頭だけを乗せた野明はその場に座り込んだまますーすーと寝息を立ていた。
その光景を見た遊馬は深い溜息と共に頭を抱え荷物を足下に下ろすと軽く彼女の肩を揺する。
「おーい、んなとこで寝ると風邪引くぞ。せめてベッドに上がってだな・・・」
呼びかけてはみたもののすやすやと眠る彼女に反応はなく遊馬は顔を顰めてかぶりを振った。
「・・・ったく・・・しょうがねえなぁ・・・」
ぼやきながらガリガリと頭を掻いた彼は大きな溜息を零しつつ遠慮がちに華奢な背中と膝裏に手を宛がう。
持ち上げた小柄な身体は予想以上に軽量でその重さに少し戸惑いつつもベッドの上にそっとその身を横たえた。
肩口まで布団を掛けてやりながら遊馬は何の気なしにその寝顔を覗き込んだ。
起きる様子もなく昏々と眠り続ける彼女を見遣り赤みの強い前髪をさらりと撫でる。
「無防備な顔しやがって。ほんと警戒心のカケラもねぇのな・・・」
苦笑を浮かべて呟いた遊馬はゆっくりと立ち上がった。
足元へ置いた荷物を抱え直しそのままそっと部屋を出る。
ソファも何もないリビングを見まわし持ってきた薄手の毛布とジャケットをこの部屋唯一の敷物であるラグマットの上に広げながら彼は深い溜息をついた。
『濡れ衣着せられた挙句風呂桶でぶん殴られるのも御免だけど・・・』
ちらりと後ろを振り返りすやすやと気持ちよさそうに眠りこむ彼女の顔を思い出す。
『あそこまで無防備ってのも正直辛ぇ・・・』
大きく顔を顰めた遊馬は酷く複雑な気持ちで即席の寝床に潜り込んだ。
fin
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追記
放置したまま忘れていたんですがここ数日TLで飲みに行った帰りの二人の話題が流れていたので思い出しました(おい!)
どこに保存していたのか探すほうが大変でしたがついでにいくつか書きかけやら蔵入りやらのものがでてきたので近いうちに整理したいと思います
ではでは 急に寒くなってきましたが皆様風邪などひかれませんように今年のこり一カ月頑張りましょう♪
非公開 2011年12月01日(木)22時23分 編集・削除
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