最早覚えてる人おるんかい、と言うほど放置してましたお題を更新です(^^;
10か月は放置しただろうか(笑)
このお題 10まで有るんですよね
ということであと3つ。
何時完結するのやら~
連載以上に気長に見守ってやってください(T▼T)
前のものと繋がりがないので単体で読めます♪
ではそんなものでも許してくれる心の広いお客様はこの先へどうぞ(笑)
=============================
07. その言葉で知る無意識の底
=============================
『話したいことがある』と言われ呼び出された屋上。
そこで彼女は差しだされた封筒を前に困惑した様子で愛想笑いを浮かべていた。
人の良さそうな笑みを浮かべる背の高い男性に傍目にも明らかな焦り様で両手を振る彼女の声が風に乗って微かに響く。
「あの・・・迷惑とかそうい言うのでは無くてですね、遊馬に聞いてみないと・・・」
「篠原君って・・・どうして彼の許可が必要なの?」
「許可・・・じゃ無くて。あの・・・嫌なんです、後ろめたいの」
困った顔で照れたように言う彼女に彼は大きな溜息と共に呆れた顔を向けた。
「『後ろめたさを感じる様な関係ではない』ってさっき言わなかった?」
「『付き合ってる訳じゃない』って言ったんです。後ろめたさを感じるのは私個人の問題で」
「なら尚の事、彼には関係のないことだよね。確認する必要があるとは思えないけど?」
少しバツが悪そうな顔をする彼女に風杜は少し意地の悪い笑みを向けた。
「要するに泉さんの気持ち次第ってことでしょう?」
適切な返事を思いつかず困る彼女へ彼は畳みかけるように問い掛ける。
「それとも彼以外の男性と出歩くのは嫌かい?」
言われた言葉に驚いて顔を上げた彼女は大きく瞳を見開いた。
「あの・・・そういう訳ではない・・・と思うんですけど」
「思うって・・・曖昧だね。でも彼はどう思ってるんだろうね?」
「遊馬・・・ですか?彼は・・・」
『風杜さんと出かける』と言えばきっと彼は良い顔をしないだろう。
でも何も言わずに出かけたら 確実に機嫌を損ねるに違いない。
でも・・・それは何故?
野明は少し考え込んだ。
もし『遊馬が他の女とデート』って言ったら その権利が無いから止めはしないけど・・・嫌だ。
じゃあ 何も言わないでそうしていたって後で判ったら・・・、きっと自分はもっと落ち込むだろう。
それは何故なのか。
遊馬は仕事の上で大事なパートナーだから考えまいとしていた部分に 彼は意図的に光を当てる。
その先を考えるのが怖くて野明は黙って首を振った。
「それは・・・彼に聞いてみないと」
微かに聞こえたタラップを上がってくる足音に視線を向けると今まさに話題に上っていたパートナーが姿を現した。
「野明、ミーティング始まるぞ。降りて来い」
聊かぶっきら棒に言って顎をしゃくる彼に「すぐ行く」と返事を返しほっとした顔を見せると野明は風杜に深々と一礼した。
「ミーティングなので失礼します」
小走りに駆けだす彼女の背中に「いつまでもそのままではいられないよ」と嘯くと少し寂しそうな顔をして彼女が振り返った。
「・・・言われ無ければ気付かずに居られたのに」
呟かれた一言に風杜は『参ったな』と言う顔で空を見上げた。
fin
=======================
追記
本人が考えまいとしていた部分に触れてしまって藪から蛇を出した感じですね(笑)
さて このあと彼女はパートナーを意識せずに居られるのかと言うと・・・
絶対無理でしょうね~(^^;
何しろ顔に出やすい性格ですから(笑)
このお題も次は何時更新するか謎なんですがそのうちまた思い出したら更新します~
こんきち 2010年09月01日(水)23時53分 編集・削除
風杜さん自ら当て馬役になりましたね~(笑)
彼にとっても言わなければ気付かずにいられたのに・・・ご愁傷さまです。
顔に出やすいだけでなく態度にも出やすい野明のことなので、このあと遊馬に思いっきり突っ込まれてしまうんだろうなぁ。